冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
アンティーク家具屋で見つけたです。
今まで、造り付の鏡を新築の住宅には設置していましたが、
こんな、素敵でエレガントな鏡を付けると、また空間が引き締まると感じました。


重厚感のあるこの鏡は、装飾品としても十分な存在感を出しています。
全面が鏡でないところが、また変わっていてオシャレ。


シンプルな木の枠にはまった鏡ですが、コーナーカットが美しく、高級感が出ています。





建築の一部として鏡を造るか、インテリアとしてシンプルモダンな空間に、エレガントで装飾性のある鏡を取り付けるか。どちらもOKですが、後者の方が変化が出て、面白く感じます。建築とインテリアがお互いに良い影響を及ぼす関係がすばらしい空間造りにつながります。インテリアの重要性を改めて感じた次第です。
| 建築・設計について | 21:44 | comments(0) | -
大徳寺高桐院
高校時代の同窓会があったので、関西に行ったついでに京都大徳寺に行ってきました。非常に沢山の観光客で賑わうこの時期の京都ですが、紅葉は美しく、天気にも恵まれました。
大徳寺高桐院は、以前晩夏の際一度行きましたが、紅葉のこの時期は、まったく違う表情を見せてくれてただその美しさに見とれてしまいました。
門から、母屋までのアプローチは、苔と石畳の床と両側から伸びるもみじの壁で囲まれ、静を感じる素晴らしい空間です。母屋の中に入り、暗い廊下を進むと、苔の庭に出ます。


竹林と落葉樹、そして苔の庭が織り成す奥行きを感じる庭です。




庭は、室内から開口部を額縁に見立てて見るのが普通ですが、ここは、障子が開け放たれていないため、どちらかと言えば、縁側から庭を見た方が庭の奥行き、紅葉のまばゆい色を感じるには良いかもしれません。




苔と落ちたもみじの葉の織り成す自然の文様も心にしみります。

| 建築・設計について | 22:33 | comments(0) | -
エントランスアプローチ
建築を設計するにあたり、非常に大切に考えている要素の一つにアプローチがあります。外部からその建物に入るまで、又は入ってから核となる空間に向かうまでのアプローチです。そこは、外部と内部を繋ぐ曖昧で尚且つ、意識をチェンジする結界と考えています。自宅も道路の扉を開けて、まず半外部である中庭空間に入り、そこから2,3歩歩いてもう一枚の玄関扉に辿り着きますが、その部分でふと意識が変わります。そんな中間領域を設計においてはいつも考え、非常に大切に扱っています。
豪雪地帯の森の別荘では、玄関扉を開けてからプロムナードを通りメインのリビングへと繋がりますが、外壁と同材の壁と石の床、そして外部デッキに解放される窓により、内部ですが意識は外のような空間を創りました。


外部と繋がる玄関(森の別荘)


半外部を感じるプロムナード(森の別荘)

先日訪れた根津美術館アプローチもそんな意識を変える半外部空間でした。







非常にシャープな軒先が跳ねだし、植栽による竹と、建築に嵌め込まれた竹の壁で構成されたアプローチを進んで、メインのエントランスへと導かれます。道路の喧騒か遮断された静寂で落着いた日本の和を感じる導入部です。
| 建築・設計について | 11:33 | comments(2) | -
ルイス・バラガン展
神宮前のワタリ美術館で開催中のルイス・バラガン展に行ってきました。



本当に久しぶりにBOTTAの空間を見に行ったのですが、20年経ってもまったくその存在感が変わらず、改めてその建築の力強さを感じました。やはり壁の厚みが効いているなと思います。実際コンクリートの柱と壁の内側にコンクリートブロックレンガを積んでいるわけですから、外壁から内側の仕上げまでは、600mm近くもあります。その重厚感のある壁に上部から光が注がれ、教会のような光を意識する展示空間となっています。そして、バラガンの展示に非常にフィットしており、バラガンとボッタの空間の共通点みたいなものを感じた次第です。柔らかい光を通した静寂な空間です。
 今手掛ける住宅は、光を取り入れ、外部との繋がりを重視し開口も大きくとりますが、できる限り絞り込んだ光も又美しく落ち着きます。自然と一体化したリビングと、静寂な光を感じるプライベートルームというものを創りたいと思います。
| 建築・設計について | 23:21 | comments(0) | -
奈良俣ダム
水上にある奈良俣ダムです。
ロックフェルダムといい、コア、ファイルター、ロックという3層構造からなるダイナミックなダムです。表面のロック(岩)は、一つ一つが大きく、それを崩れないように積み重ねてあり、岩肌の持つ力強さと荒々しさが男性的で迫力満点です。使われている素材は、全て自然素材。日本土木技術の高さとデザインの素晴らしさを目の当たりにすることができます。




以前、下からダム頂まで階段で登りましたが、スケールの大きさには、驚くばかりです。



このダムは、洪水防止、渇水と時の川の流れの調整、水道水利用、水力発電と持っている機能もなかなかのもんです。
| 建築・設計について | 10:11 | comments(0) | -
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