冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
神楽坂界隈
すっかり秋の気配になってきました。このところ雨も多く、夏の晴天が続いた猛暑がうそのようです。神楽坂を登り郵便局のあたりから路地に入りますと、石畳の細い道にそって趣きのあるお店が点在します。
木造の家屋が多く、スケールもヒューマンスケールで車の出入りもなく、とても落着いた街並みがしばらく続きます。
雨に濡れた石畳や各お店の構えも良く、ちょっとタイムスリップした感じです。










車が来ない安心感と、静けさは時の経つスピードを緩めてくれます。
| 建築・設計について | 23:40 | comments(0) | -
銀座三越
増築されてオープンした銀座三越を見てきました。一番の売りは、上階にあるテラスでしょう。外部に解放された屋上テラスと、広い休憩スペース。
銀座でも一番地価の高いところにあるこの場所で、よくぞこれだけのスペースを確保したなと感心しました。(特に内部)


空中庭園という感じですかね。


デパートではなかなか休憩する場所をとる余裕がなく、今までは仕方なくお店に入っていましたが、ここは近くのショップで購入した飲み物を片手におしゃべりしたり、勿論何も買わなくても休める場所となっています。


ヨーロッパには街のあちこちに広場があっておしゃべりする人で賑わっていますが、日本は土地が高くなかなか外部にこのようなフリーな空間を設けることができません。民間の建物の中にしかも銀座という場所に設けたということに非常に意義があると思います。


古い建物と新館は、道路をまたいで繋がっています。いままでは道路上空には建物を繋ぐ渡り廊下ならいくつか事例はありますが、今回のは全て店舗が入っています。
どうも中央区との折衝により区道を新しく設けて、この道は三越管理の道路としたそうです。
どうせなら、この道の両側をもっと華やかに解放したら良いのにと思いました。
| 建築・設計について | 02:11 | comments(0) | -
仙川安藤通り
仙川に建築家安藤忠雄氏の設計した建物が並ぶ通りがあります。
美術館、ホール、集合住宅と、コンクリート打放しとスリガラスで構成された建物が通りの両側をしめています。

向かって左が美術館とホール、右が集合住宅


美術館とホールが連続する通り




集合住宅の1階部分に一部店舗が入っているのですが、何となく寂しい通りになってしまっています。



同じ素材で、形態も良く似ていて街並みの統一感はあるのですが、どこか空虚なのです。入り込む路地とか、開かれた店舗とかもう少し建物内部が街路側に見えてこないと、歩いていてもつまらないのですな。
表参道も同じようなガラスとコンクリートの表現がずっと続き、内部は確かにスロープで楽しいけれども、参道側を歩いていても面白くありません。
美術館とホールというどちらも内側に重きをおいた用途なのですが、もっと外から中の展示を楽しめるとか、中の劇が覗けるとか、少し寄り道したくなるような路地があるとか、昔の優れた安藤作品に見られる豊かな隙間空間がほしかったと感じました。
| 建築・設計について | 22:53 | comments(0) | -
O邸マンション
以前ブログで詳しく述べましたO邸マンションの竣工写真を撮りに伺いました。
非常に綺麗に使っておられ、ファブリックも小物もセンス良く、さらにハナコさんというネコの家族も増えて、とても楽しく住まわれており、設計者冥利に尽きました。

こちらがハナコさん 8月7日に家族になられたとか。


書斎も見事に本が納まりました。書斎のベンチから本の収納庫を挟んでキッチンとリビングを見た写真です。風通しが良くこの猛暑の夏も午後のみのクーラーで大丈夫だったそうです。


ハナコさんのお水と食事入れ。少し高くすることで食事がしやすいようです。
でもこの器とその台、マットのバランスとデザインが美しい。


和室に置かれた机と椅子は、何十年も大切に使われてきて、多くの想い出が詰まっている家具です。ファブリックは、バウマンジャパンのもので、遮光・遮熱レースと薄い緑のカーテンの組み合わせで、部屋全体が柔らかい緑色に染まります。


家全体の「気」がとても心地よく、本当に上手に住まわれており、感動しました。
| 建築・設計について | 00:46 | comments(0) | -
首里城2
首里城の政治を司る中心正殿の前の庭「御庭」です。


赤いタイルがライン状に敷き詰められたこの庭では、様々な儀式が行われました。国王がお出ましになる儀式では、国府の諸位諸官がこのラインに沿って位の高い者から並び、整然とした雰囲気の中で行事が行われたそうです。




このラインですが、正殿に向かって対称ではなく、すこし振れた配置になっています。


諸官のかぶる帽子の色も美しく、琉球独自の文化を感じる事ができます。


今正殿は、琉球漆の塗装工事中でしたが、できた部分は、色鮮やかの中にも落着いた色気で沖縄の空気にしっくりと溶け込んでおりました。
| 建築・設計について | 22:15 | comments(0) | -
首里城
琉球王国の国を司る王の住居と政治の場でもあった首里城を訪ねました。正殿に辿り着くまでにいくつかの門があるのですが、門をくぐると全く違う景色が見え、場の展開を経験できます。琉球石灰岩で造られた壁に沿いながら正殿目指して登って行きます。

歓会門:シーサーが向かえてくれます
重い白い石とそこに載る木造の対比が美しい。


瑞泉門


漏刻門


久慶門


城壁
重くどっしりとした石積みですが、コーナーは非常に緩やかな曲線で、厳しいというよりは、穏やかな感じの印象を受けます。
| - | 20:25 | comments(0) | -
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