冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
千川通りの家(T・O邸)-9



3階のルーフテラス。隣の神社の桜がこちらにはね出して延びてきています。
春は、最高の桜見物ができます。


3階南側のルーム
左の扉を開けると、2階リビングと繋がります。



その開口から見下げたショット

この住宅はここに至るまで、本当に長い時間がかかりましたが、施主にも満足頂けるものになりました。これから先、家族と共にある空間ですが、いつまでも暖かく家族を包み込むようなものになったと思います。

1階のギャラリーでは、30日まで出川先生の個展が開かれています。皆様お気軽に店にお立ち寄り下さい。
 そして是非、ご意見を頂きたく思います。
| 建築・設計について | 21:59 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-8
2階の奥には、神社の緑が見えるルームがあります。

小さな空間ですが、隣地の桜並木を見ながら静かな時間が過ごせます。

次に3階へと昇ります。
昇った先には大きなルーフバルコニーがあり、北側からの柔らかいひかりが入ってきます。





振り返ると2階のリビングの吹き抜け空間です。


廊下から吹き抜けを見下げたところ。
| 建築・設計について | 21:31 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-7
住宅部分の核となる吹き抜け空間です。



3階の部屋や、廊下とも繫がり空気が何となく流れるような気持ちの良い場所となりました。




窓から下の部分は、収納。正面の壁の部分も収納です。


オープンキッチンよりリビング、ダイニングの開口を見たところ。
千川通りの緑が目に飛び込んできます。
| 建築・設計について | 22:45 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-6
内部の続きの紹介です。
1階からの階段を上がりますと2階の廊下にでます。この廊下は奥までつながり、風の抜け道になっています。


振り返ると吹き抜けのあるリビング・ダイニングへと導かれます








ここは、住宅部分の核となるところです。

| 建築・設計について | 13:04 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-5
昨日無事ギャラリー古藤、古美術古藤がオープンしました。
多くのお客様がみえて、盛大なオープニングパーティーが行われました。








出川先生作による古美術「古籐」の看板


沢山の骨董品が並べられた店内


150インチの大画面も大活躍でした。

オーナーのこれからの人生に打ち込む強い意志がこの建物になった訳で、江古田の街に開かれた素晴らしいギャラリー・古美術店舗になると思います。ギャラリーは貸しギャラリーで、キャリアのある芸術家から未来有望な若い芸術家の発表の場として多くの機能性を持ち合わせており、芸術サロン的役割も担っていくと思います。

| 建築・設計について | 22:42 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-4
今度は、2.3階の住宅です。
まず、1階のピロティーにある木の引き戸が玄関にあたります。
そこを開けると

右にシューズクローク。廊下があり、途中から階段で2階へ。
この廊下の先右側には住宅用エレベーターがあります。
1階では、最大限の店舗スペースを確保したので、テーブルや展示で使う椅子などは、このエレベーターを使って3階の収納スペースに運びます。


突き当りから振り返ってエントランス扉をみたところ。

シンプルに見えて実は設計的には苦労した部分です。
天井高さを確保し、階段を回りこませて頭にあたらないようにし、奥にエレベータを配置、階段下は、下足収納としてのスペースを確保する。階段の蹴上げは200以下とし、できる限り無理なく昇れる階段としています。
又、ギャラリースペースへの物の運搬動線もスムーズに確保する等々。


階段はスペースを有効利用する為当初廻り階段でしたが、昇り易さとこれから先の年齢による安全性を重視し、やめにしました。


どうしても階段は、1階で壁に囲まれるため暗くなりますが、何とか光を取り入れるように、リビング側にスリットを設け、吹き抜け空間からの光が壁を伝わって入り込むよう考えています。


2階床から階段を見下げたショット。
正面の壁は、スリット開口と大きなスクエアーの開口を設け、ここからは、風が建物の南北に通るようにしました。
また、冬の寒い日には、下の冷気が感じないように引き戸によって閉じることもできます。
| 建築・設計について | 22:55 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)−3
1階奥のギャラリースペースをエントランスから見たところ。

手前に受付・サービスカウンターがあり、その奥にギャラリースペースが拡がります。奥の部分は、天井高さ3mを確保。


床は、無垢アメリカンブラックチェリーのオイル仕上げ。
床は、昔から桜が一番と言われています。比較的柔らかく年数が経ってもささくれがおきず、素足に優しい材料です。
ここでは、基本土足ですが、パフォーマンスによっては素足もありかもしれません。

スクリーンは天井から降りてきますが150インチで、最新の映像システムを備え、7つのスピーカーによって大迫力の3D映像まで楽しめます。映像を用いた作品にも充分対応できますし、自作映画を上映することも可能です。


基本は、貸しギャラリーですので、床はフローリング、壁はクロス仕上げ。音の吸音は天井の吸音ボードで行い、遮音の為に壁は2重構造となっています。


ギャラリー奥には小窓を設け、隣地の桜並木が眺められるようにしました。


敷地が台形なので、そのまま建物も台形にし、音響的には有利な形となっています。
いろいろな使い方ができる建築主こだわりのギャラリースペースです。
| 建築・設計について | 23:18 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)−2

1階のピロティーです。
木で囲まれた空間にしたいと考え、木製断熱サッシと木(サッシと同じ素材二アトー材)の壁で構成。床は、コンクリートの洗い出し仕上げ。
左が古美術「古藤」ーふるとうと呼びます


正面左のガラスの入った扉がギャラリーの扉。右の木の引き戸が住宅の玄関扉です。

「古藤」内部

オーナーの祖父母にあたる方が、名古屋で昔骨董店を営まれており、その屋号が「古藤」だったそうで、今回その屋号を引き継がれたということです。
今月15日から30日までオープン記念として、古陶磁研究の第一人者であられる出川直樹氏の作品展が行われます。是非おこし下さい。




千川通りを見たショット。街に大きく開くことで、前の千川通りを通る多くの人達が少しでも中を眺められるようにと考えました。


隣地側を見たところ。


すだれを下ろしたショット。

| 建築・設計について | 10:27 | comments(0) | -
千川通りの家(T・O邸)-1
先日、新しい建物が竣工しました。場所は、西武池袋線「江古田」駅から徒歩5分ほど行った千川通りに面しています。道を挟んで反対側には武蔵大学があり、大きな保護樹林と桜並木が目の前に拡がり、又隣地の一部は神社の駐車場となっていてそこにも桜並木が連なっています。
外観は、そんな緑豊かな街並みに配慮し、濃い茶色の外壁と木製サッシの構成にしました。
建物は3階建て。1階が古美術店とギャラリー、2・3階がオーナー住宅です。








用途地域は近隣商業地域で、しかも防火地域のため、3階建ての建物は耐火建築が要求されます。
外壁は、コストパフォーマンスの高いALCという軽量コンクリートパネル。
安易にこの材料を用いると、とても安っぽくなるので、ファサードには十分気を使いました。
サッシの大きさに合わせてALCの目地を揃え、たて目地だけ見えるパネル割りとし、2・3階の内部吹抜け空間が外にも現れるようなデザインとしています。
1階は古美術のお店が道路前面にくるので、木の壁と木製サッシで囲こみ、落着きのあるアプローチ空間としました。


駐車場の部分は、時には屋外パフォーマンスや展示空間として千川通りと一体化する大きなスペースになるようにコーナー柱を取り、上から吊るような構造計画となっています。
| 建築・設計について | 00:46 | comments(2) | -
自由学園明日館講堂
池袋にある自由学園明日館の講堂です。設計はフランク・ロイド・ライトの弟子遠藤新。



ライトの弟子というだけあってライトカラーを存分に出した建物です。
重心の低い感じが解るでしょうか?


舞台から反対を見たところ。


側座席は、中央より1段床が高くなっていて、舞台への配慮がうかがえます。


ライト設計の明日館と比較して、装飾が少ない分スキッと見えます。


エントランスの部分。低く、水平方向に伸びる庇。そこに垂直方向の塔が建ち、絶妙なバランスが保たれます。




講堂の側面。ステンドガラスがはめ込まれた開口が規則正しく並びます。

講堂ではありますが、教会のような気持ちが落着く静かな建物です。
| 建築・設計について | 14:36 | comments(0) | -
KOOZA
シルクドソレイユが東京で公演しているサーカスとミュージカルを組み合わせたようなパフォーマンスを見てきました。
いやーサーカスを見るのは15、6年ぶりですが、ここまで面白くかつ感動させられたのは初めてでした。人間も鍛えれば不可能な事はないのだなと思わせる信じられないパフォーマンスが続き、時間を忘れて楽しみました。



ここは、エントランスの部分。ここから更に奥に劇場が設置されていて、暗いステージへと導かれていきます。




テントによる仮設建物も繋ぎ方が難しそうですが、実に上手くできていました。
| 建築・設計について | 07:25 | comments(0) | -
青山2
青山を歩いていると、これは面白いという建物で出会います。

ここは、日本?
と思うような向こう側にカテドラルを背にして商業ビルが姿を見せました。


デッキで繋がる店舗とその地下にもお店が見えます。




歩くと途中に階段スペースが上手く取り入れられて、窮屈さは感じず外とのつながりが解り、気持ちよいです。




地下には水が流れていて小さな滝の音が響きます。

そんなに大きな敷地ではありませんが、その中に入れ込んだ空間には豊かさを感じ、また外壁も木のルーバーで統一感を出して、街に上手く溶け込んでいます。設計者の力量がわかる素晴らしい建物だと思います。

| 建築・設計について | 12:07 | comments(0) | -
ピクセルウインドウ
青山の子供の家の後ろあたりにある、ビルです。設計は青木淳氏。
最近は、ところどころで見かける窓がランダムに開けられているビルですが、このビルは、さすがと思う点がいくつかあります。





まず、壁が構造体となっていて、皮膜=構造という究極の形をしていること
そして、コンクリートでできているにもかかわらず、打ち継いだ目地を完全に消し去り1枚の壁にみせていること。


コーナーの部分まで壁の厚みを見せながら、深い開口の影が白い壁に浮き立つように見えます。


サッシの大きさは、全部がばらばらでは無く、いくつかの大きさに分別されています。



壁を強調できるデザインなのです。

| 建築・設計について | 17:58 | comments(0) | -
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