冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
鎌倉材木座の家-5
吹抜けからキッチン・ダイニング方向を見たショット

カウンターは、造り付家具。ダイニングから食器等の出し入れができます。
HIヒーターの為、大きなレンジフードはやめ、側面の壁から排気(グリーン排気)することで、見た目にもスッキリ納まっています。


奥が南面です。左奥に2階へ登る階段があり、上部から光が注ぎこみます。






| 建築・設計について | 23:10 | comments(0) | -
鎌倉材木座の家-4
吹抜け部分を見上げますと、南からの光がハイサイドライトから注ぎ込みます。子供部屋とメインベッドルームはこの吹抜けに面して設けており、扉を開けることで空気が繫がる一つの部屋のようになります。家族の気配がいつも感じられる家です。



垂木を見せることで、天上裏の無駄なスペースを省き、空間を大きくとるようにしています。屋根のつながりが、見て取れます。
ハイサイドライトのサッシを開けることで上昇気流が起こり、風が建物内を通り抜けます。


これは、デッキ部分のショット。屋根の無いリビング。


デッキ部分の扉を開けると、こんなふうに街区の道路に接しており、近所の子供達を招き入れることができます。
| 建築・設計について | 22:29 | comments(0) | -
鎌倉材木座の家-3
吹抜けのリビングと、その奥のダイニングそして中庭との一体となった空間は、この家の中でもっとも心地よいスペースです。





ダイニング・キッチン及び和室部分の天井は、2230mmですが全く低さは感じず、丁度良いスケール感。
食事も落着いた中でとる事ができます。





大きな開口と吹抜け上部の開口は、いずれも北向き
しかし太陽の光は、デッキの壁、そしてそこに植えられた植栽に当たるので
内部から見た時には、植栽の緑や壁を照らす光の移り変わりが最も美しく見えます。
 風は、大きな開口から吹抜け上部の開口へ抜けるため、この猛暑が続いた夏も風通しは抜群でした。
| 建築・設計について | 10:53 | comments(0) | -
鎌倉材木座の家-2
玄関の扉を開けますと、右に靴収納、左に服収納の部屋があり、更に写真正面扉左にトイレ・洗面スペースが続きます。


玄関の上部は、吹抜けからの柔らかい光が注ぎ、優しく家族や来客者を向かえます。



廊下の正面の引き戸を開けると、広いダイニング・リビング空間が迎えてくれます。






手前の右は、和室。そして吹抜けのあるリビング。更にアールの木の壁で囲まれた中庭空間と続きます。外部の中庭を大きなサッシを介して取り込むことで、広さを充分に認識し、吹抜け上部のハイサイドライトから入る光により北側リビングとは思えない明るい家族の団欒空間となりました。

| 建築・設計について | 19:27 | comments(0) | -
鎌倉材木座の家-1
鎌倉の材木座に住宅が完成しました。
逗子にある工務店「キリガヤ」のプロジェクトで、私は設計を行い、監理・施工はキリガヤが担当しました。私にとっては初めての試みでしたが、工事中も何度か担当者と細かい打合せをし、デザイン的、機能的に重要な部分は、特に注意を払いながら進めました。担当者や、職人さんの熱意もあり、最終的には非常に上手くできました。


この敷地は、手前の木の壁の部分が出っ張っている地形で、しかも北側道路で、南東西は住宅で囲まれるという条件のものでした。
この出っ張っている部分を中庭とし、北側にリビングを設け中庭に向かって視線が抜ける平面とし、ハイサイドライトから南の光をたっぷりとリビングへ取り込む断面としました。




またこの街区は新しく、住民もクライアントと同じような年齢で子供も小さく、これからコミュニティーが形成される場所であり、しかも道は通過動線ではないので子供達が道で遊ぶのにはもってこいなのです。この中庭に面して設けられた扉は、街に対して開くことで、子供達を招きいれデッキスペースを遊び場の延長にしようという意図もありました。


ご主人は写真右側から帰宅し、曲面外壁を見ながら歩き、庇のある木の貼られた外壁に沿ってエントランスに向かうという動線です。
| 建築・設計について | 22:38 | comments(0) | -
朝の北沢神社
建物の地鎮祭のため現地に向かう前に北沢神社をお参りしました。

朝の光と空気が美味しい。





鳥居の前を通り過ぎる人の多くは、この神社に頭を下げておられました。
街と共に生きる、地域の守り神です。
| 建築・設計について | 19:54 | comments(0) | -
コレド室町
日本橋三越の道路反対側にできたコレド室町です。

低層部分は、三越、三井本館、三井タワー低層部と、歴史建築のモヂュールの統一感を狙ったデザインとなっています。
残念ですが外装デザインはちょいとラフというか、もうちょっと頑張って頂きたかったと感じます。
でも、内装はかなり頑張っていて面白いのです。






商業階にあっては、階毎にテーマがあり、そのテーマにそってなかなか凝ったデザインがなされています。この階は、星空のような煌びやかな世界を創出しています。






この階では、天井のガラス部分に水の水滴が落ちてその波紋が照明に照らされて壁に投影するといった試みがなされています。
ここに更に水か川の流れる音が共存していれば、より効果的であったと思います。


この階は、提灯の明かりによるデザイン。
共用部を歩いているだけで楽しめます。



| 建築・設計について | 22:04 | comments(0) | -
日本橋三越本店
日本橋を歩いておりまして、午後の日差しが三越の壁面に当たり、その陰影が美しかったので思わずシャッターを切りました。
正面の部分は、良く知られた写真がありますが、側面もまた素晴らしいのであります。




特に良いなと思うのは上層階と下部の部分の取り合いの美しさ。
四角い箱がドーンと乗っかるような形態ですが、建物に変化とリズムがあり
この重量感がたまりません。




陰影が生える日本では数少ない建築なのです。




やはり、壁の厚さが圧倒的に今の建築とは違います。
無垢の力にはかないません。

| 建築・設計について | 09:37 | comments(0) | -
法政大学
市谷に用事があり、歩いておりますと、法政大学キャンパス裏の道に出ましてそこからじっくりと55号館を見ることができました。
設計は大江宏氏。







モダニズムの建築はどうだ!と言わんばかりに見せてくれます。
建物から飛び出して設けられたスロープは、プロポーション抜群で、迫力満点。建物全体に強いアクセントを付け加え、均一的なラーメン構造と開口部を引き立たせています。
まったく時代を感じさせない力作です。
薄っぺらな今の建築には無い、男らしいパワーが感じる建物です。
| 建築・設計について | 23:24 | comments(0) | -
広島平和記念館-2
ピロティーのコンクリート打放しの柱は、その造形感覚も素晴らしく、しっかり大地に建っています。









原爆の威力は、凄まじく一瞬にして多くの尊い命が失われた訳ですが、その哀しい感情と魂が宿っているような聖なる場所でありました。
私の父は長崎で原爆に会い、奇跡的に防空壕で作業をしていたため助かりましたが、学友のほとんどの方が亡くなったと聞きました。戦争の愚かさと哀しさを幾度か父から聞きましたが、このような出来事は二度とあってはならないと改めて感じました。


広島の瓦礫からの復興は、当時の写真からは創造できないものかもしれませんが、今の広島の街を見ますとまさに無からの復興で、人の力の大きさを感じる旅でもありました。東北大震災の被害を受けた街も人々が力を合わせることで、これまで以上の街になると教えてくれているのだと思います。
| 建築・設計について | 23:22 | comments(0) | -
広島平和記念館-1
広島平和記念館です。
兵庫県出身ですので、広島は近いと言う感覚でいつでも行けると思っていながら、今回が初めての訪問となりました。

広島原爆の爆心地にできた記念館で、設計は丹下健三氏。




その姿は、メディアを通して何度も目にしたことがありましたが、やはり本物は違います。




単純な形態ですが、その足元のコンクリートの力強さは圧巻です。
シンプルなだけに印象に残る建物です。
| 建築・設計について | 17:36 | comments(0) | -
豊国神社8千畳閣)-2
豊国神社の美しさは、やはり厳格なるモデュールと柱の力強さ、プローポーションでしょうか。



手摺は、視界を遮りませんし、柱と一つになったデザインです。


外部とのつながりも日本的です。


柱、梁、床によって切り取られた風景


変化に富んだ空間も確かに面白いのですが、この整然とした美しい建築もまた素晴らしいのです。
むしろ、単純なだけに、寸法には最新の注意が注がれたと思います。
| 建築・設計について | 23:16 | comments(0) | -
豊国神社(千畳閣)-1
厳島神社のすぐ隣に、豊臣秀吉が建てたと言われる豊国神社があります。
戦没者の霊を慰める目的で建立されましたが、秀吉の死により未完成のまま残されています。
未完が故にかえって建物の厳格な構造美が見れます。

厳島神社からは、この階段を登った高台にあります。




屋根の架構も見れて、その壮大さと昔の職人の力を感じることができます。




千畳閣より見た厳島神社
| 建築・設計について | 22:19 | comments(0) | -
厳島神社-7
鳥居から本殿を見たところです。





この力強い柱が何とも迫力があり、木造建築の木造たる所以か。


仏様が横たわっているように見えます。これは、顔の部分。


まさに神宿る島でした。
| 建築・設計について | 00:02 | comments(0) | -
厳島神社6
再び厳島神社
船で、海に浮かぶ鳥居をくぐりました。
遠くから見ると、海が大きいがゆえにスケールがよく解りませんが、近くに行くといかにそれが巨大なものか実感できます。









鳥居に掲げられている額文字は、海側と、神社側で違います。

鳥居は、海の下に埋められているわけでは無く、置いてあるというもの。
太い柱がドーンと座って迫力満点。柱は、樹齢600年のクスノキ。



6本の柱をしっかり認識。しかも真直ぐでは無く、木の素形が残り、これまたパワーが感じられます。






太陽と月のマークが入る鳥居の軒下箱の中には、石が詰められ重りとバランスメーターの役割があるそうです。

| 建築・設計について | 23:14 | comments(0) | -
ヨコハマトリエンナーレ-5
エントランスに置かれたガラスの箱の中央の壁の中には、電話が1台。


オノ・ヨーコ作。この電話に実際にオノ・ヨーコさんから電話がかかってくるというもの。
どきどきして入りましたが、電話はありませんでした。それも当たり前で日本時間で夕方3時過ぎでしたので、ニューヨークは、真夜中か。
時々本当にかかってくるそうです。皆様も行くなら現地時間考えて出かけられたら良いかも。


大きな円筒展示室に置かれた足場とオルゴール。パイプオルガンのようにも思えてきます。
要は、物を見た時に既成概念で見ないことです。


ガラス玉が置いてあるスペース。

今回は、横浜美術館だけでしたが、11月まで開催しているので、是非他の展示場にも顔を出そうと思います。
| 建築・設計について | 23:34 | comments(0) | -
ヨコハマトリエンナーレ-4
黒い布で包まれた小さなスペースに入ると、光のケーキのような美しい作品が現れます。シティー3という名がつく作品でマイク・ケリー作












近未来風の小さな都市を表現していて、いろいろな形と色が混ざり合う都市となっています。スーパーマンの故郷、宇宙の架空都市カンドールをあらわしているそうです。
なかなか曲線が美しく、優しい暖かそうな都市です。
深く考えないで、見ているだけで楽しくなる展示でした。

| 建築・設計について | 11:12 | comments(0) | -
ヨコハマトリエンナーレ-3
ガラス照明が上からぶら下がる作品。横浜在住の子供達の部屋のスイッチと連動していて、部屋の明かりを付けると、こちらの照明が消える仕組み。
目に見えないつながりの糸が電球の光によって見えるというものなのでしょうか。



これは、かなりうならせる作品。こりゃ作品というのかな?と一つ間違えば言われそうですが、新聞紙をひもでまとめて、その上に小さな写真台が載ったもの。
皆しゃがみこんでじーと眺めて、考えております。
その様子を見るのが、また面白い。
物の意味の転換・見る位置の転換で、今まで見えてないのものが見えてくるかも・・・。






美術館の入口に配置された作品
一人の着ている服を上着から靴下まで一つにまとめて縫い上げた円盤。
| 建築・設計について | 18:58 | comments(0) | -
ヨコハマトリエンナーレ-2
これは、ONEという作品。ウィルフレド・プリエト作。
2800万個のイミテーションの中に1個だけ本物のダイヤが入っているそうです。





何だか夢がありそうで、無さそうで。何かを考えさせられる作品。


ゴールドフィンガーという作品。冨井大裕作。
綺麗なゴールドの展示と思いきや、近寄ると画鋲の壁なんです。


照明の光が反射して、まさにゴールドの壁になっていました。


日常でよく使う素材を芸術にまで昇華させた作品で、素晴らしいと思いました。ローコストですが、手間はかかります。建築もそうですが、高級な素材を使わないで、そのものをシンプルにしかも感動する空間にする。
・・・なんだか勇気とヒントをもらえる作品です。
| 建築・設計について | 10:30 | comments(0) | -
ヨコハマトリエンナーレ-1
横浜で開催中のヨコハマトリエンナーレ2011を見てきました。3年に一度開かれるアートの祭典で、横浜美術館、日本郵船海岸通り倉庫、横浜創造都市センター、新港ピア、黄金町エリアを中心に現代アートに楽しく触れられる企画になっています。
まず、本日行ってきたのは横浜美術館。

入口をはさんで建てられた壁に参加者が自由にステッカーを貼った作品が見え、目の前には、モアイ像のような彫刻が並び迎えてくれます。




何とも愛嬌のある作品。ウーゴ・ロンディノーレ作
後ろ姿も何とも言えない可愛らしさがあります。


















これらは、高さ2mの像ですが、このように並ぶとやはり何かを訴えてきます。見ている人の顔が皆微笑んで、楽しい空気がエントランスを包んでいました。これだけでも見る価値があるかもしれませんよ。



| 建築・設計について | 23:15 | comments(0) | -
厳島神社5
水に浮かぶ能楽堂。
夜景は、更に美しくなるでしょう。





水の魅力は、いつも心を捉えます。
水盤のある建築を是非手掛けたいと思います。


厳島神社の廻りには鹿もいるんです。
| 建築・設計について | 19:58 | comments(0) | -
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