冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
箱根プリンスホテル5−美しい富士山の見える窓
円形の宿泊棟の1階は、レストランです。


天井は、高く、開口も高く大きいので外の美しい景色を存分に楽しむことができます。

窓から見た朝の富士山


円形は、その先が見えないので拡がりを感じますし、柔らかい曲線が暖かみを演出してくれます。天井のダウンライトも散りばめられた星のように夜は見えます。

内側の壁は、暖かみの感じるタイルの壁。そこにバルコニー的なモニュメントが作られています。



照明デザインも全て村野さんの設計。
大きな全体計画から細かい照明器具のデザインまでトータルにまとめあげてこの建物は出来上がっています。膨大なエネルギーに脱帽です。
| 建築・設計について | 00:03 | comments(0) | -
箱根プリンスホテル4-生き物の中にいるようなホール
円形の宿泊・レストラン棟と、エントランスを結ぶホール。

天井は、盛り上がり貝が埋め込まれ、照明によって煌びやかに輝きます。
曲面天井には木が貼られ、センスが光ります。


エントランスから真直ぐにこのホールを進むと階段があり、ここを下ると円形の宿泊棟に導かれます。


エントランス方向を見返したショット
この形は、どこから生まれるのでしょう。
村野さんの本で読みましたが、日頃から好きな造形のものを手元に集めておいて、引出から取り出し、眺め触りながら発想していくということです。日頃から感覚を磨いて、好きなもの、これだと思うものを集めておくんです。
これってワクワクするじゃないですか。


両側には村野さんがこのホールの為に設計した椅子・テーブルが並び、ゆっくりと腰を降ろして景色を堪能できます。


足の低い椅子も考え尽くされたもので、座り心地抜群。


柱壁は、インド砂岩が積まれています。目地は太く、石と同じ面。
擦りこまれた手の痕跡が残る感じ。時が経てども変わらない表情を見せてくれます。

| 建築・設計について | 10:59 | comments(0) | -
箱根プリンスホテル3-よくぞ作った。施工者も偉い!
有機的な客室のファサードデザイン。


1階はレストランが入り、高い天井の中で素晴らしい景色の中で食事が頂けます。


村野さんのスケッチを基に、施工担当者や協力設計者が図面をおこすのですが、当時はコンピューターも無く全て手描き。スケッチにまず縦・横のクリッドを引き、そこから寸法を導き、図面化します。気の遠くなるような仕事。上がった図面をまた村野氏はチュクして修正を加えます。また、沢山の模型も同時に作成しながら、確認していきます。模型も今のようなボード模型ではなく、粘土の模型です。まあそうでないとこの形はできませんね。
 優れた建築は、執念がないとできません。妥協という言葉はこの建物には全く見当たりません。


庇には、芦ノ湖の水文様が映ります。
樋も上手く造形に組み込まれています。


見ていて飽きない。
これからもずっとここにあり続ける生きた建築です。
| 建築・設計について | 08:46 | comments(0) | -
箱根プリンスホテル2-朝に目覚める建築
朝,日の出前に湖畔を歩いて建物を見ました。



何とも不思議で魅力ある建物なんです。
キッチュにならないギリギリのデザイン。
凄まじいスケッチと、検討に検討を重ねた結果できた建物です。




凄いパワーと勇気をもらえる建築です。
| 建築・設計について | 07:56 | comments(0) | -
箱根プリンスホテル1 生きている建築
久しぶりに箱根にあるザ・プリンス箱根 ホテルを訪れました。
完成してからもう30年近く経つのに全く古さを感じない素晴らしい建築だと思います。いつ訪れても新しい発見があるんです。
設計は、村野藤吾。まるで、森の中に昔から住んでいるような生きている建築なんです。



大地からそのまま生えてきたような造形。


不思議な外観。どこか生物を想像させてくれるので、何となく違和感なく受け止めることができるのです。尚且つこの品格。これはどこから生まれるのでしょう。






芦ノ湖の湖畔に佇む2つの円形の宿泊棟と、エントランスおよび長い回廊のホールから構成されるプランは、まさに村野ワールド。

| 建築・設計について | 09:41 | comments(0) | -
木の持つ魅力-大河原木材
積み重ねられた木を見ているだけで、何だか楽しくなります。


木の持つ魅力に魅かれて、設計する建築には出来る限り木を表したいと思っています。
やはり自然素材であり、その家に取り付けられるまでにその木の歩みみたいなものを無意識の中で感じるのかもしれません。
製材になっても生きているということが感動します。

プラスチック材やプリント材にはそんなものは感じません。人が住むのに、やはり少しでも生きている素材に囲まれて生活したいと思いますし、そんな家に住んでもらいたいと思います。何だかホッとするじゃないですか。



大河原木材さんのような木や森を愛する材木屋さんがいつまでの残って、木の気持ちよさを伝え続けていってほしいと思います。
| 建築・設計について | 07:02 | comments(0) | -
小屋組みトラスの倉庫-大河原木材
大河原木材さんの室内ストックヤードとして立てられた倉庫。
木造小屋組みトラス構造。
使っているのは全て杉の無垢材。集成材ではありません。
無垢材でも何の問題もなく、これだけの大空間ができます。しかも綺麗。







整然としたモヂュールによる納まり。
木本来の美しさをそのまま表しています。ダイナミックな空間です。



今は、安易に集成材を用いますが、無垢の木でもまったく問題ありません。しかも強い。
100年育った木は、製材され建物になっても100年以上持つと言われています。
もっと大切に愛情を持って木と付き合っていかないといけないと感じました。

| 建築・設計について | 10:56 | comments(0) | -
柱に背割りを入れる
木材は、伸縮を繰り返します。空気中の水分が多い時にはその湿気を吸い、乾燥しているときには吐き出し、空気中の調湿も行ってくれます。したがって木にはひびが入ります。ひびが入るとそこから木の香りがしてきます。
1000年の法隆寺もひびが入っていますがそれが普通なんです。

で、化粧に見えてくる柱にも勿論ひびが入るのですが、見えている方向にはできるだけ入らないように裏にはじめからスリットを設けています。そのスリットを入れることを背割りと言います。

樹齢100年を超える柱に背割りをいれるのは、やはり慎重な作業が求めれます。



木は、真直ぐではないので、部分部分で刃の入れ具合を調整しながら切っていきます。職人さんの腕、経験がものを言います。
| 建築・設計について | 08:14 | comments(0) | -
原木から柱や梁をきり出す
皮を剥いた原木を次に切断機にかけてスライスします。
ここで柱・梁、その他部材に切断していきます。







そして、ストックし乾燥させます。


大河原木材さんのストックヤード
ここで、寝かせて乾燥させます。使う材の寸法よりも少し大きめに切り出し、乾燥させた後に、廻りをきれいに削り取って正規の寸法にします。

時間がかかりますが、これが本当のやり方。
乾燥させる大きな場所も必要です。

| 建築・設計について | 21:00 | comments(0) | -
木の皮をむく
切り出してしばらく乾燥させた木の皮を剥きます。今は機械のお仕事。



バリカンで頭を刈るようにバリバリいきます。





剥いた皮は、昔は暖炉などの材料に使われていましたが、今は再生利用で公園の道に圧縮してひかれたりしています。また、紙の原料にもなるそうです。
| 建築・設計について | 06:45 | comments(0) | -
飯能の材木屋さん 大河原木材 
木造の建築を設計しているのに設計している建物で使われる木の生まれも知らないのでは、話しにならん。ということで、今設計中の住宅で使う木をクライアントと見てきました。場所は、、埼玉の飯能。ここは、江戸の時代から使われてきた関東でも指折りの材木の産地なんです。
山から切り出された木材は、川を下り荒川に繫がり、木場に運ばれ江戸の街を作ってきました。そもそも今の大学では、コンクリート建築や近代建築は教えるけれども、日本人の伝統である木材文化を教えません。したがって自ら足を運んで学ぶしかありません。
今回は、飯能市にある大河原木材さんの木を使います。

山で切られた木は、しばらく乾燥し、加工場に運ばれ、梁や柱に加工されてまた1年ほど外で寝かされます。もちろん機械乾燥もあるのですが、できるかぎり自然乾燥しているとのことでした。


樹齢が100年の木が並びます。
戦前・戦後植えられた杉や檜は、丁度いまごろが使い時。
どんどん国産材を使って家を建てれば良いのですが、外来材が安いために放置されています。間伐をして枝を払い、木の下のほうまで光を入れるようにすれば森は元気を出し、育ちます。今は手入れをする人がいません。国産材は、手間がかかるので外来材よりも高くなってしまい売れない。従って人件費も安くなり人も居なくなり森も荒れる。杉は、窮屈に育つため伸びがなくなり、命の危険を感じ子孫を残そうと、種を飛ばします。それが花粉。
どうにかならんのか・・・。


100年の杉からは梁の成が300mmぐらいのものが採れます。


木の真ん中ほど強く、芯が入った梁や柱が構造材として適切です。
芯持ち材と言われます。ここ大河原さんのところでは、きちんと管理ができていて沢山の良質な木材が手に入ります。

いくらでも日本には木材があります。
どんどん使いましょう。

勿論私も日本の木材を使います。

| 建築・設計について | 06:30 | comments(0) | -
東北の旅-三千家
千利休から始まる千家の系譜

家督を継いだ小庵の子宋旦、その次の代に千家は、裏千家、表千家、武者小路千家に別れ今に伝わります。この世界も奥が深い。

麟閣は、勿論趣きがあり拡がりも感じる茶室ですが、この茶室に至る前に建てられた休憩所もなかなか可愛くて素敵です。



こんなところにこもって本でも読みたい。
今日で、東北シリーズは終わります。東北は前から好きでしたが、また行きたいと思います。まずは、1日も早い復興です。
| 建築・設計について | 07:21 | comments(0) | -
東北の旅-福島県指定重要文化財 茶室麟閣
会津城の中に戻されて移築された茶室麟閣は、千利休の子小庵が建てた茶室。秀吉から切腹を命じられた千利休ですが、その子小庵をかくまったのが当時の会津藩主蒲生氏郷。

その茶室のある建物


平面図



茶室横の書院鎖の間の給仕口より、茶室相伴席を見たところ。
入口の円形入口が茶室であることを想わせます。

にじり口

客人用の出入口。刀を差したままでは入れません。すべてを落として純な気持ちで入る結界みたいな出入口


茶室の床の間。床柱は小庵が削ったとされる。美しく絶妙なバランス。


茶室の主人が点前をする点前座
3畳の茶室
小さいながらも拡がりを感じる。
不思議な世界です。


鎖の間を外から撮ったもの。
重心が低く、とても落着きます。
| 建築・設計について | 11:43 | comments(0) | -
東北の旅-武者走り
大手門の渡り櫓などに簡単に昇り降りができるように設けられた階段状の石垣があり、武者走りと呼ばれています。
重い鎧を着て、急な階段を昇ったり降りたり。昔の人は体力があり、鍛えていたんです。




東山温泉から近いこの周辺には、悲惨な死をとげた白虎隊のお墓、武家屋敷、県立博物館もあり、歴史を辿ることができる一大文化エリアとなっています。
| 建築・設計について | 09:19 | comments(0) | -
東北の旅-会津若松城跡鶴ヶ城天守閣
会津若松城の跡に建てられた今資料館となっている天守閣です。







5層からなるお城。幕末は、官軍との激しい戦いの末会津藩は破れ、城もかなりの被害を受け、取り壊されました。多くの人が戦い、亡くなり歴史は動いたわけです。このお城は、今は史料館となっていて、会津の歴史を学ぶことが出来ます。来年のNHK大河ドラマは会津ゆかりの新島八重が主人公だそうで、壮絶な幕末を生き抜いた人生だったようです。
| 建築・設計について | 21:00 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館10-桐天井の大宴会場
玄関部分の2階には、80畳を超える大宴会場があります。

一番の特徴は、格間天井にはめ込まれた1枚板の桐板です。木の柾目がとても綺麗で繊細。品格があります。


こちらが能舞台。床は、クッション性があり、音が響くようにできています。


床の間、飾り棚と書院


書院の開口部デザインがまた美しい。


本当によくメンテナンスされていて充分にこれからも年月にも耐えうる建築でした。
建築家の吉村順三は、日本建築の特色は、流動的な自由な空間、純粋さ、誠実さ、そこからくる芸術性であると述べています。
向瀧は、楽しい建築であり、また学ぶところも多い建物でした。
| 建築・設計について | 08:37 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館9-狭さを感じないトイレ
トイレには、神様が宿ると言われていて、トイレはいつも綺麗にしておくのが良いのですが、広さに関してはなかなか大きなスペースが取れないのが現状です。
この向瀧のトイレなんですが、共用部の廊下に面するもので、大きさ的にはさほどのものではないのですが、小さな中庭を設け、拡がりを作り出していました。

トイレ入口


奥に庭が見えます。ここは、女子トイレとの共用の石庭
右の扉は大便器用のスペース


大便器スペースにも開口が設けられていて、狭さが感じられないように工夫されています。




どこにも手を抜いた跡が無く、こだわって作ってあります。
| 建築・設計について | 07:54 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館8-建築の魂は、細部に宿る
この建物の建具は素晴らしいのであります。
建築的には、外と内を結び、光、風、景色を取り入れる開口部は最も大切な部位であります。この建具の良し悪しが建築の品格を決めると考えています。今の住宅の薄っぺらさは、アルミサッシのデザインが大きく影響していると思います。勿論アルミの優れた性能とコストパフォーマンスは否定しませんが、軽く安っぽく見えるところが何ともいただけません。

ここの開口部は、実に良く考えられた配置と、デザインの良さが感じられます。手の痕跡が残る建具。









客室に設けられた丸窓。






障子を開いても、閉じても光と空気感を感じる事ができます。縁の柔らかい曲線が、暖かみを演出します。







| 建築・設計について | 07:19 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館7-大工の腕が見える客室
泊まったお部屋からは、美しい中庭が前面に拡がり、開放感抜群でした。



畳のお部屋には勿論床の間もあります。


右側の扉が収納部分。上に空調の噴出し口がさりげなく設置されています。
よくよく見ると、とても凝ったつくり。床の間の中に収納を上手く組み込んだデザインです。


天井の竿縁天井には、竹の化粧が付いています。
窓も素敵でしょう?


障子は、雪見障子。枠が細く、とても細かい細工が施してあります。
| 建築・設計について | 08:41 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館6-時の経つのを忘れ夜景を楽しむ

暗くなり光が灯ると、また違った趣が出てきます。




お月さんも顔を見せてくれました。
廊下の椅子に座ってぼんやり月を眺めていると、時間の経つのを忘れます。
現代は、余りにも時間が経つのが早く、皆時間に追われすぎな感じです。
ゆっくりと流れる時を感じるのはとても大切。



| 建築・設計について | 09:19 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館5-川の水を取り入れた池の上の建築
川の水を敷地内に取り入れ、池を作りその上に張り出すがごとく建物ができています。したがって廊下や部屋から見ると水の上にういているような印象も受けるのです。フランクロイドライトの落水荘ではありませんが、水に浮遊する建築です。







寝殿作りではありませんが、水と庭を上手く取り入れ、後ろに背負う山を借景にしたこれぞ日本建築という建物なんです。




よどみ無く流れる水により池はいつも綺麗に保たれています。
廊下には椅子が用意されていて、湯上りに腰掛けて、ぼんやり庭を眺められるように配慮してありました。
| 建築・設計について | 07:00 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館4-高低差のある敷地に建つ木造建築郡
中庭を介して建物が囲んでいるのですが、地盤の高低差がかなりあり、立体的な建築が迫ってきます。

プロポーションも良くて美しい。

これだけの建築を良く作ったなーと感心しました。

当時の棟上の写真。


屋根は瓦屋根。レベル差を上手くまとめるには検討につぐ検討が必要です。私もやる気と勇気をもらいました。


中庭には、大きなサクラの木が2本植わり、春にはまた違った趣になります。
雪景色も雪が積もり、しっとりとして良さそうです。
春夏秋冬を楽しめる庭。


| 建築・設計について | 10:29 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館3-高低差のあるフロアーを結ぶ階段建築
玄関の屋根


玄関脇には重要文化財の記念碑


そしてこれが多くのお客様を向かえる玄関

わくわくします。玄関にくつを脱いで上がる。やっぱり日本建築はこうでないといけません。綺麗に掃除が行き届き、何か空気が澄んでいるような感じがしました。

木の引き戸を開けると中は、磨かれた廊下が続き、窓からは美しい中庭を見ることが出来ます。

それにしてもメンテナンスが行き届き、ガラスも曇り一つ無く、完璧な美しさ。
オーナーのこの建物を愛する気持ちが表れています。


斜面に対して建物が張り付くように建っているので、階段も様々。
ピカピカに磨かれた階段を上下する楽しみがここにはあります。




階段の仕上げも途中で変わったりしてなかなかの凝り様。歩いていて次々に垣間見える階段についつい引き込まれて昇っていきます。


この複雑さ。おもしろいでしょう?棟梁に脱帽です。いったり来たりしているうちに迷いました。



| 建築・設計について | 00:08 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館2−朝もやに映える建築郡

向瀧という看板が建物にマッチしています。これだけ大きな名前を建物の外壁に付けてそれがまた実に建物本体と違和感なく調和しているのは、デザイナー(棟梁)の力量か。






手前に流れる川の水は建物敷地内に流れ込み、池を通してまた川に戻ります。


複雑に絡み合っていますが、どれもが同じ自然素材で統一されているので、見ていて飽きないし、違和感がまったくありません。そのまま山に溶け込んでいく建築です。


何とも言えない落ち着きのある美しさ。現代建築ではこうはいかない。
この味は、美しく経年変化を重ねた歴史的建築だからこそできるものです。
これからも大切に残していきたい建築です。
| 建築・設計について | 08:38 | comments(0) | -
東山温泉向瀧旅館1-登録有形文化財建築に泊まる
東山温泉にある登録有形文化財の宿向瀧にいきました。会津藩の上級武士の指定保養所として使われていたものを譲り受け、今でも豊富な温泉が出る宿として経営を続けています。
完全な木造の旅館。
この建築が木造で由緒あるものであることは勿論魅力的ですが、山を背にして斜面なりに高低差を利用して作られているので、外観も内部の動線もとても面白く、迫力があります。


朝もやの中で撮った外観。玄関部分
手前の橋の欄干も建物となじんで絵になります。


墨絵のような山に抱かれた建築。
瓦の屋根が朝露に濡れて自然と一体化したような建築郡となっています。
自然素材で作られた日本建築の素晴らしさです。
何で、日本の伝統的な美しさを持つ建築が今では、プラスチックの安っぽい建築のようになってしまったのでしょう。
私もここでもう一度これからの建築について考えていかなければなりません。

これらの建築郡は全て廊下で繫がれていて、一つの建物と聞いて驚きました。この建築の魅力について書いていきたいと思います。
| 建築・設計について | 06:53 | comments(0) | -
東北の旅-裏磐梯の紅葉
磐梯山の紅葉は、今が盛り。紅葉は、いつ見ても心が洗われるというか心が動きます。



磐梯山の裏側。大噴火でできたクレーターが見えます。自然エネルギーは凄い。




五色沼 15年前と変わらない美しさでした。


底まで見える透明な水質。泳ぐ鯉もしっかり見えます。


秋を満喫しました。



| 建築・設計について | 06:59 | comments(0) | -
東北の旅-古民家を使ったそば屋いしむしろ
猪苗代湖の湖畔にあるお蕎麦屋さんです。
今は新そばの出る季節。おいしいお蕎麦を頂きました。
で、このお蕎麦屋さんは堂々たる茅葺屋根をもった古民家。


内部も高い天井をもった大空間の中でおそばを頂けます。





| 建築・設計について | 10:06 | comments(0) | -
東北の旅-野口英世記念館
磐梯山まで足を伸ばしました。
来たのは、猪苗代湖のほとりにある野口英世記念館。
野口博士の生家が残されており、その生活ぶりが解るとともに、多くの試練と努力、忍耐により、医学的成果を残した博士の痕跡を史料館で学ぶことが出来ます。人の為に何かを成す素晴らしさを感じ、勇気をもらいました。




生家。お母さんの並々ならぬ苦労が感じられる史料館です。






史料館の2階では、椅子に座った博士が説明してくれるコーナーがあるのですが、表情や動作が生きている人のようで、ついついお話にのめり込みました。ロボットもここまできたかと妙に感動しました。
| 建築・設計について | 10:20 | comments(0) | -
震災の傷跡残るいわき市の海岸線
福島原発の復旧・囲い込みの工事は、今も多くのゼネコン関係者の影の力により粛々と続けられています。東京のメディアでは、余り取り上げられなくなりましたが、震災地の状況は回復にはまだまだ遠い道のりです。
福島原発で今も復旧工事にあたっている友人がおり、その友人の案内でいわきの海岸線を見てきました。
この写真は、原発近くのJビレッジから中に入った天神崎スポーツ公園から撮ったものです。このあたりにも沢山住宅があるのですが、今は使われていない状況です。スポーツ公園も週末には家族づれで賑わった環境・景色の良い場所ですが、近づく人もいない状況です。
 見えない放射能の恐ろしさを感じるとともに、くやしい思いが吹き上げてきます。


左に見える煙突は、東電火力発電所


あたりは、田んぼが拡がっていますが、田植えをすることはできず、一面黄色いペンペン草に覆われています。
海岸沿いの住宅は、基礎のコンクリートを残して上屋は流され、海岸沿いにその瓦礫が集積されていました。

見える川には今年もさけが戻ってきていますが、まだ放射線の測定検査中で、食卓に上ることはありません。

自然災害は、人智を超えた地球活動の中で起こるので仕方がない部分はありますが、放射能汚染は人間の発達・便利さを求める要求の中で生まれた災害なので残念でもあり、これからは起こしてはならないものであると身にしみて感じました。

原発で働く人達は勿論、復旧を目指して多くの建設関係者が泊り込みで働いています。本当に頭が下がる思いです。


| 建築・設計について | 09:23 | comments(0) | -
建築家へニングラーセン
もう11月ですね。あと2ヶ月で今年も終わりかと思うと、1日1日の大切さを肌で感じます。
さて、先週ですが、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したデンマークの建築家へニングラーセンの講演会に行きました。本人は健康上の都合で来日できず、ドキュメンタリー映画と事務所の人の講演でしたが、へニングラーセンの人となりを理解できる映画でした。
北欧は光がとても大切なので、その優しい弱い光を上手く取り入れて設計しています。優しい光で満たされた空間です。従って建築の部位の中でも最も重要だと考えているのが開口部。光の回廊を歩くだけで気持ちが何となく癒される感じがしました。



音楽と建築は結びついている。建築は音楽が凍結したものである。
という言葉通り、詩的な空間を創り、求めている建築家です。
| 建築・設計について | 10:38 | comments(0) | -
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