冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
襖の下貼り
襖は、何枚も貼り合わせて強度を作りと奥深さを表現するものです。
特に貼りこむ枚数が多いほど、深みが増すと言われます。
人の目は、本当に優れもので、その深みを何となく感じることができるのです。日本の建築において、壁は塗り壁、床は畳、天井は木の板という具合に自然素材で囲まれ、しかも経年変化では落着いたしっとりするインテリアになるわけですが、その中に煌びやかな襖を入れることで、その華麗さが一段と映える仕組みになっています。従って襖は、ハレのものであると考えます。

下張りは、まだ途中ですが3枚




一度その状態で吊りこんで、寸法を確認し、仕上げへと移っていきます。


これもまた手間がかかる仕事ですが、出来上がりが楽しみ
| 建築・設計について | 17:47 | comments(0) | -
新国立美術館アトリウム
久しぶりの新国立美術館ですが、今日は何だか気持ちよかったです。曇り空だったからかもしれませんが、うねるガラスのホールが良く見えて、大空間の空気感みたいなものを体感できました。



敷地周辺の緑も大きくなって溶け込んできました。




ガラスの大空間が続いていく感覚は、気持ちの良いものです。






この外観はすごいディテール。メンテナンスが大変そうですが、綺麗に保たれています。
| 建築・設計について | 07:56 | comments(0) | -
カルフォル二アデザイン1930-65モダンリビングの起源展
今の時期、見たい展覧会が目白押しなのですが、なかなか時間が無くようやく仕事の隙間にまずは新国立美術館にカルフォル二アデザイン展を見に行ったいきました。



1930年から65年にかけてカルフォル二アを中心としたモダンデザインの潮流を廻る展覧会でしたが、建築から家具、装飾から車デザインに至るまで、今までとは全く異なる近代的なデザインの流れが起こった様子を多くの展示を見て確認できました。
建築なんぞは、今でも充分通用するシンプルなデザインが生まれ、そのシャープさと、理想を求める探究心には心動かされました。
イームズチェアーの製作映画も見られ、とことん商品を突き詰めていくデザイナーのエネルギーに感銘を受けました。
| 建築・設計について | 17:14 | comments(0) | -
日本の古い建具や照明を用いた暖かい空間
お店の照明は骨董店から求めたもので、欄間や建具、家具の一部も今までどこかで使われてきたものです。主人が替わってもその物に入った魂は残っていて、感動を与えてくれる物も少なくありません。


それら建具や照明器具が映える空間作りも大変面白いものです。


| 建築・設計について | 09:06 | comments(0) | -
雰囲気ある外壁

店舗の外壁は、左官による仕上げですが、なんとも趣きが出ています。
新しい感じを出さないようにしかも経年変化が楽しめる建築。
街に溶け込む建築。
街並みをつくるのは各々の建物ですから、皆が両隣の事を配慮しながら溶け込む建築で、しかも質的にグレードの高いものを目指していけばよりよい街になっていくと思うのですがね・・・。
| 建築・設計について | 10:43 | comments(0) | -
鎌倉に建つ店舗の外観
基本設計を行った鎌倉の飲食店舗がもうすぐオープンです。
クライアントは、逗子にも店舗を持っていて建築や骨董品に詳しく、内部空間から外部に至るまでスケッチと自ら汗を流して手作業を行うことも好きな方です。鎌倉のこの計画地は、歴史的街並みを守り、全体として統一感のある通りにしようと商店街の人達が作る街並み形成地区にもあたるのですが、当初の設計から外部はモルタルのような仕上げとし色も抑え、何か昔からそこにあったような建築にしたいとの要望がありました。


 当初作った模型もどこかレトロ感があるでしょう




 

| 建築・設計について | 19:35 | comments(0) | -
枠が部屋内から見えないサーモスサッシ
LIXIL トステムのサーモスサッシというフレームが内側から見えないサッシを使ってみました。
サッシの内側には額縁という枠が付いて、壁との見切りとして使いますが今回は、壁の下地ボードをそのままサッシに付けるやり方で、色も合わせシンプルに見せています。これが木の額縁を廻すと、せっかくのフレームレスが生きてこない気がします。
引き違いサッシは日本の湿気・風通しを考慮したら一番機能的なのですが、アルミの薄っぺらさが好きではなく、できるだけ見えないようにしたいと考えています。このサッシですと、引き違いの中央のサッシ障子が重なるところしか見えないのでスッキリと開口部が見え良いかと思います。
| 建築・設計について | 07:12 | comments(0) | -
和室じゅらく壁
和室の壁にはじゅらくを用いました。
しっとりとした土の感触が落着きを持たせ、色の深みが何とも言えない存在感を感じさせます。




伝統的に使われてきた日本建築の持つ良さがここにもあります。
塗装ではこの深みは表現できませんし、ビニールクロスは問題になりません。
コストの関係は勿論理解していますが、もっと使っていきたい素材です。
| 建築・設計について | 08:45 | comments(0) | -
廊下と階段
吹抜けの空間は、沢山作ってきました。大きく開いた吹抜けも気持ちよいものですが、階段という上と下を繋ぐ装置に上手く吹抜けを絡ませながら、光が注ぐ明るい場を作ることに今は気持ちが移っています。

こちらは、階段と吹抜けと本棚を兼ね備えた空間


内部廊下は暗くなりがちですが、階段からのトップライトを利用して、昼間も電気を使わない場所になりました。
| 建築・設計について | 14:08 | comments(0) | -
模型通りの光の空間
世田谷で建築中の住宅です。仕上げは残すところ床と家具塗装、階段部分です。1階のアプローチから始まって、ギャラリー・リビングそして光の階段を昇り、プライベートな部屋に入ると、そこにはハイサイドライトからの光が注ぎこみ、光の空間になる。といったコンセプトを考えていましたが、思い通りの完成になりそうで、今から楽しみです。
模型を作り、光の入り方を幾通りも検討して辿り着いた答えがこれです。



そして、今日の段階での実物写真


なかなかいけてるでしょう?
| 建築・設計について | 08:11 | comments(0) | -
旧日本相互銀行本店の鉄骨モニュメント
日本橋の旧日本相互銀行本店に使われた鉄骨のモニュメントです。
設計は、日本近代建築の先駆者でもある前川國男





力強い鉄骨の柱上部です。
リブと曲線の織り成す構造美。
表には見えてはきませんが、こんな部分にこそ、本物のディテールがあります。
| 建築・設計について | 22:21 | comments(0) | -
谷川温泉卿
水上に行った帰りにはよく谷川温泉卿に行って日帰り温泉につかり、大自然を満喫して帰ります。
私の事務所から水上高原までは車で2時間半から3時間ですが、もうすっかり慣れているので、日帰りは苦でもありません。
でも、ここのお湯に浸かると、身体から力が抜けて、いつも泊まりたくなります。

| - | 00:02 | comments(0) | -
水上高原レジデンス
敷地高低差を利用し、敷地にしっかり安定しているように建つ森の別荘。
何度訪れても、感動させてくれます。
外壁は、レッドシダーで、浸透性塗装を施していますが、冬の雪と厳しい風の影響で、都心よりも随分早く色が褪せてきていました。
 今年の雪も屋根は無事クリアーし、損傷はありませんでした。







敷地からみた山々。
春はこれからです。日本は小さいようで広い!
| 建築・設計について | 06:29 | comments(0) | -
まだ雪が残り、桜が咲き始めた水上高原
水上に行ってきました。
まだ雪が残りますが、ここ水上高原100ホテルのゴルフコースの芝は、すぐに緑になります。西武時代の堤さんが、指定し大切に管理され今に至る芝です。
遠く谷川連峰が見え、白樺の林を身近に感じながら、美味しい空気を吸うと、東京の喧騒を忘れ、リラックスさせてくれます。
一度建築を建てた現場は、私の心の故郷でもあります。苦労して皆の力で作り上げた建築は、子供のようでもあり、これからも大事に見届けていきたいと思っています。







山桜。
| - | 08:32 | comments(0) | -
峠のラーメン屋さん 水上武尊
水上高原に向かう途中、宝川温泉入口近くにあるラーメン屋さんの武尊
ここのスタミナラーメンは、最高なんです。


たっぷり入ったにんにくと、こんがり揚げたチャーシュウ。
醤油のスープと上手い具合にハーモニーを奏でながら、頂きます。
量もしっかりあって、寒いここ水上にはもってこいのラーメンです。
是非一度寄ってみてください。

| - | 17:15 | comments(0) | -
マンダリン 壁を仕切るファブリック
部屋と部屋のしきりとして、日本では襖や障子が伝統的なもの。そしてドアがあり、壁となるに従って閉鎖性が出てくるわけですが、この日本的な壁というかしきりを現代風にアレンジすると、例えばファブリックのしきりというのも考えられます。見えないけれども、気配を何となく感じる。そしてつながりも感じる。






もっと日本の事を勉強しないといけないなー。
| 建築・設計について | 08:06 | comments(0) | -
マンダリンロビーの美しい花
マンダリンホテルロビーの花です。
ドウダンツツジを中心に春を感じさせる美しい植え付け





これだけ大きな枝と花があると迫力あります。どんな置物よりも綺麗で季節感漂うのは、やっぱりお花かな。
| 建築・設計について | 08:59 | comments(0) | -
空に向かって設置されたトイレ
三井タワーに行きました。
男子トイレは超高層ビルのトイレだからこそできる豪快なもの

手前の黒い影がモアイ像ならぬ小便器


遠くスカイツリーを見ながらできる爽快さは、なかなかのものです。




洗面は、こんな感じでトイレスペースの両側の壁はガラス張り。昼も良いですが、夜はきっと美しいでしょうな。大都会を満喫できる開放的なトイレです。
| 建築・設計について | 20:04 | comments(0) | -
睡足軒の森をたずねる
平林寺と同じ野火止の森にある田舎屋
近代茶人の松永安左ヱ門が飛騨高山の民家を移築して住み、田舎屋の茶をたのしんでいたそうです。今では新座市所有となり、一般にも開放されています。





確かに田舎風。囲炉裏を中心に楽しく会話が弾みそうです。

| 建築・設計について | 16:04 | comments(0) | -
平林寺 新緑に溶け込む美しさ
山門をさらに進むと仏殿となります。
ここまで、県の指定有形文化財
入母屋の茅葺屋根 きれいにメンテナンスされています。


奥の中門から振り返ったもの



火灯窓と呼ばれる美しいデザインの開口部

戴渓堂(たいけいどう)と呼ばれる建物で独立性易像と碑が安置されています。

丸窓が特徴的な可愛らしい建物です。


小川を引き込んだ事務所の入る建物の玄関
流れを感じるデザインです。


| 建築・設計について | 06:59 | comments(0) | -
野火止の平林寺 残された武蔵野の森
新座市に打合せに行った帰りに野火止に立寄りました。大きな森で、武蔵野の森を残した自然豊かな場所です。平林寺に行きました。

入口でもある総門
屋根の茅葺が美しい。ここは切り妻屋根

そこから進むとこれまた茅葺屋根の山門が待ち構えます。

こちらは入母屋の屋根


左右に金剛力士像を控えます。


樹齢500年のまきの木もパワーがあります。

ここ平林寺を中心に広大な緑の森が広がり、自然を満喫しながら散策が楽しめます。
| 建築・設計について | 21:55 | comments(0) | -
京都唐紙の老舗-唐長さん2
日本の和室空間において煌びやかなところは襖です。壁、天井、床と自然素材に囲まれ経年変化により、自然と一体化する落着いた色気のない素材の中で、唯一煌びやかな演出ができる大きな面をもつ襖は非常に大事なデザイン要素であるわけです。それでも、直接的に主張しないで、夕暮れ時の低い光や、ろうそくの光によって浮かび上がる文様などは、本当にセンス良く、日本的でありまさに谷崎潤一郎の陰翳礼讃の世界なのであります。
今回紹介するのは、京都の唐紙の老舗唐長さんのオリジナルデザイン。
どれも品があるものばかりで、職人さんの魂がこめられた一品です。








すげれたデザインは、絨毯や、ファブリックにも充分対応できます。
| 建築・設計について | 22:25 | comments(0) | -
京都の唐紙老舗 唐長さん-1
今工事中の現場では、和室に伝統美を入れ込む設計をしております。
襖は、今まで新鳥の子のサンプル帳から選ぶ程度でしたが、今回は、京都の唐紙の老舗唐長さんのものにしました。

数あるサンプルの中から選ぶのですが、どれもこれも美しい絵柄で、その絵柄自体にほれ込みました。


唐紙に刷っていくのですが、型は木で作り、1枚1枚丁寧に手仕事でつくりこんでいきます。
なんせ江戸時代からのものなので、この絵柄が使いたいと思いましても、その型が倉庫奥にしまわれていて、なかなか出てこないものもあるのです。
| 建築・設計について | 21:44 | comments(0) | -
アフタヌーンティー
パークハイヤットでアフタヌーンティーを楽しみました。

夕暮れにかけての時間帯なのですが、ゆっくりとした時間を楽しめます。
お皿に盛られたスイーツやフィンガーサイズのおつまみを食べながら好きなだけティーを楽しめます。





この連休中の休息は、このアフタヌーンティーでおしまいであとはお仕事です。

ちなみにこのホテルのトイレもカッコいいです。
| 建築・設計について | 15:19 | comments(0) | -
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2013 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • インスピレーションとオリジナル
    ヒゲのなくなったヒデちゃん (06/03)
  • インスピレーションとオリジナル
    snow (06/02)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    ヒゲのヒデちゃん (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/25)
  • ジェフリー・バワ ジェットウイングラグーンホテル(5)ラグーンを見ながらディナー
    tp nakano (09/08)
  • ジェフリー・バワ ベントタビーチホテル(1)石の壁を進む考え抜かれたアプローチ
    tp nakano (06/01)
  • ル・コルビジェ カップマルタンの別荘
    りよう (05/13)
  • レム・コールハ-ス ディー&チャーリーズウイリーセンター
    Tom (09/24)
  • リカルド・レゴレッタ カミノ・レアル・メキシコ(1)
    山田俊彦 (09/14)
PROFILE

ページトップへ戻る