冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
大田黒公園 都内とは思えない静かな庭園
荻窪も過去何度も来ていますが、この大田黒公園は初めてきました。エントランスからして好きですね。この長いアプローチ。いろいろ考え事をするも良し、家に入るまでの気分転換にも良し。私は住宅を設計するとき、このエントランス周りに特に気を使いますが、こんな敷地があればもう何も言うことはありません。
周りは住宅街なのですが、どこか京都のお寺にでも行ったような静けさでした。





音楽界に大きな影響を与えた音楽評論家大田黒さんのご自宅の一部で、遺書により杉並区に寄贈されたそうです。
広い芝生のお庭や、せせらぎとなって流れる小川、そして池。
どこにいても絵になるように造園がなされています。







今日で10月も終わりで、アッツという間に11月。今年も残すところ2カ月ですが、今年のまとめの意味でも充実した毎日を送りたいと思います。
| 建築・設計について | 21:07 | comments(0) | -
荻窪ロッジング 旅館です。
何度かこの前の道路は車で通ったことがありますが、じっくり歩いて見たのはこれが初めて。コーナーに建つ、旅館だそうで、その壁面のカーブが美しいのであります。



色も街に溶け込んでいますし、看板もおしゃれ。


裏にまわって塀を見ますと、大谷石が積んであり、削り仕上げになっていました。
まだまだ現役。がんばれ!
| 建築・設計について | 16:45 | comments(0) | -
明治天皇ご休止跡 荻窪散策
荻窪駅すぐ近く。歩いていると通り過ぎる感のある場所なんですが、いきなり木造の門があり、そこに石碑が立っております。
明治天皇が何度かこの荻窪の地で休憩なされた跡ということです。今はこの門と塀が残っているだけです。
皇居から小金井までの途中で寄られたということで、まだまだ交通便もなくなるほど良い場所だったのでしょう。





門の内はこんな感じで残っています。



| 建築・設計について | 00:10 | comments(0) | -
東京三菱UFJ荻窪支店 安藤建築
荻窪駅周辺の散策をしました。まずは、駅南口すぐにある東京三菱UFJ銀行。設計は安藤忠雄氏。打ち放しとアスロック板、ガラスの構成の建築ですが、上部は円形のガラスカーテンウォールになっています。






どこから見ても他の建物とは違う何かを発している建築です。
いつも感じますが、安藤建築の周りは何となく静寂感があるんです。それは形態によるものか材料によるものか。
色でもあるでしょう。
昔銀行建築と言えば、大きな吹抜けのある営業室とロビーですが、今はキャッシュコーナーがメインとなり1階はそのためのスペースが入り口の一番ちかところに構えます。したがって大きな吹抜けも必要でなく、せいぜい3.5m前後の天井高さの営業室となっています。これも時代によってネット銀行に代わっていくかもしれず、建物自体の形態的な特徴も変わっていくのでしょう。

さて、この荻窪の支店ですが他の銀行とは大きく違うところがあります。4階にガーデンがあり、一般の人が上がるようになっていて解放されているのです。


そこに従業員の食堂が面していて、従業員も解放的な外気を感じながら休めるという構成になっています。

| 建築・設計について | 22:04 | comments(0) | -
障子の持つ暖かさ
今回の建物では、改めて障子の持つ暖かさを感じました。
夜、街を歩いていますと、障子のある家から漏れる灯りが見えることがあります。見ていて何となく暖かい気持ちになります。昔は、それこそ障子の文化でしたので、街を歩いていても明るく、気持ちまで豊かに感じられたのではないでしょうか。障子は日本間に限らず、洋間の居間にも合う装置です。また断熱効果もかなり有り、寒さを随分和らげてくれます。
これからも機会があれば使っていきたい日本の優れた装置です。



| 建築・設計について | 22:53 | comments(0) | -
障子の入った丸窓
丸い月を表す窓と扇子の形で遊んだ窓。


プログや新しい建物として紹介しますが、日本の和の装置をいくつも取り入れた住宅です。施主と共にデザイン検討して悩んだ末にこの形になりました。
何となく、ふんわりした雰囲気。流れも感じられます。
夜は間接照明で浮かび上がります。
| 建築・設計について | 23:23 | comments(0) | -
有楽窓を用いたギャラリー廊下
以前このブログでも書きましたが、織田有楽が作った如庵という茶室に使われている細い竹を並べた窓である有楽窓ですが、今回の住宅にその変形みたいなものを使いました。玄関を入って廊下があるのですが、そこがちょっとしたギャラリースペースになっています。北側なので直接的な光は入りませんが、逆に北側採光は安定した光が入るので、落ち着く空間が作れます。
旅の想い出の品々やお気に入りの陶器などを並べて楽しむスペースですが、普通の窓だと面白くありません。しかも和を意識した開口にしたいということで、この窓になったわけです。


細い矢竹を並べて作った窓。昼間は光がやさしく入り、夜は間接照明でより竹の表現がはっきりとわかります。



これだけでも本当に落ち着くんですよね。
| 建築・設計について | 17:09 | comments(0) | -
ハイサイドライト
高いところから光を落とすハイサイドライトという装置。私はよく使います。
東京の密集した住宅地では、隣との離れが少ないので、高い位置にある窓から光を取り入れて室内に光を呼び込みます。勿論屋根に直接開口を設けるトップライトも光を取り入れる有効な装置ですが、開口が大きくなるとどうしても夏の日射が厳しいですし、漏水に対しても十分すぎるぐらいのディテールを考えないといけません。この夏の予想を超える暑さのため、大きなトップライトに入っている防火用のワイヤーが熱くなりすぎてガラスにひびが入った事故もありました。
ハイサイドライトでは夏の直接の日射を避けるため、庇を出します。夏以外は十分な日射を確保します。しかも天井や壁をなめるようにして光が入ります。なかなか良い装置だと思いませんか。
| 建築・設計について | 17:57 | comments(0) | -
つくばい 静けさを感じる水の音


新しく完成した住宅の庭に設けられたつくばい。
造園屋さんが扱っていたお家にあったものだそうです。
コケの生えた石をそのまま移設しました。工事は夏の暑い最中でしたので、コケがダメにならないように、水の含んだ布を掛け、毎日水をまいて監理してくれました。おかげで見事によみがえりました。
水の音がすることで、静けさを感じることができます。見ていても何となく気が落ち着きます。日本人の知恵。使わずに無くなっていくのはもったいない。
この前のチッパーフィールドも言ってましたが、西洋の建築は外部と内部を完全に分けて、建物外壁は外から内を守るシェルターの働きをします。それに対して日本の空間は外と内が緩やかにつながり、外が内になりまた内が外になる。そんな空間構成が特徴です。自然を昔から愛してきた日本の心をこれからも建築に反映していきたいと思っています。
| 建築・設計について | 21:15 | comments(2) | -
目白界隈2
目白駅の近くには吉村順三事務所もあり、土日は見学もさせて頂けるようなので、次回また訪れたいと思います。徳川ビレッジという徳川さんが住む住宅といくつかの賃貸住宅群で構成された区画もあり、なかなか環境もよく、静かな街並みです。

これは、その徳川ビレッジの入り口あたりにある住宅兼店舗。


1階の店舗はレース素材の服を手掛けるデザイナー大西和子さんのPJC本店となっています。


近くには泉さん設計のフランス料理店もあり、わずかな時間でしたがいろいろ楽しめました。
また昼間にゆっくり散策しようと思います。
| 建築・設計について | 17:44 | comments(0) | -
日立目白クラブ 
日立の迎賓館として使われている目白クラブも近くにありました。もとは学習院の寮であったそうです。3つに段々と登る塔と最後の煙突が織りなす外観が何とも優雅で特徴的。シンボルタワーとして十分なインパクトがあります。





開口部のアーチのデザインが何となく優しさを表現していて親しみを感じます。


エントランスのアーチ屋根


今は迎賓館として使われる他、結婚式場としても使われている現役バリバリの建物です。
| 建築・設計について | 10:47 | comments(0) | -
遠藤新 目白が丘教会
目白駅から徒歩で数分のところに建築家遠藤新の最後の作品である目白が丘教会があります。完成を見ずに亡くなられたそうですが、息子さんの建築家遠藤楽さんがまとめられました。
遠藤新は、フランクロイドライトの弟子で東京帝国ホテルの設計に携わり、自由学園、甲子園ホテルはじめ多くの作品を残しています。ライトの作風を色濃く残しながら落ち着きのある飽きのこないデザインで今でも十分勉強させられます。


屋根の破風のところは大谷石。しっかりした重量感のある屋根になっています。
棟のところがやや外に出ていて、庇の出寸法が棟のところと軒のところで微妙に違います。これはパースペクティブを考慮し、屋根がすっきりと綺麗に見えるように考えられた結果の設計です。






大きな出の軒部分の天井には丸い光り採りが空けられています。
建物に暗い陰影のある部分を設け、建物全体として見たときに彫りの深い奥行感を出すとともに、暗い軒したにも光を取り入れる工夫が見えます。


内部は、大きな2つのアーチで支えられた白い空間。腰から下は濃いブラウンの木で構成されていてとても落ち着く教会ならではのデザインです。

建物の西には遠藤楽さん設計の幼稚園があり、そこの園庭に池があります。
西日がその池に当たり、反射した光が教会の天井に波紋として現れるように工夫されていました。憎いばかりの演出です。



| 建築・設計について | 11:07 | comments(0) | -
目白界隈
目白駅周辺は車では通るものの、ゆっくり降りて散策したことは無かったのですが、用事のついでに少し歩いてみました。
いきなり目に留まったのがこのお蕎麦屋さん。ケンタッキーと繋がっているのかと思えるほど、お店がギューと固まっています。


混沌とした東京の都市を凝縮したような光景ですが、活気が感じられてとても面白い。東南アジアのエネルギーと言いますか、面白味があります。ばらばらですが、一つ一つじっくり見ると、凝った作りです。


| 建築・設計について | 17:18 | comments(0) | -
埼玉県北本駅前ロータリーの屋根
埼玉のJR北本駅ロータリーが新しくなり、木の軒裏がある流動的な屋根が取り付けられました。有機的な白い鉄骨柱で支えられた水平方向のフラットな屋根。


ぐーんと伸びて行っていくつかの屋根が交差し、つながります。






どこでもあるようなありきたりの駅前ロータリーがこの屋根のお蔭で、ひとつのまとまりのある建築に生まれ変わっています。


屋根に空いた丸窓も光が入ってきてありがたい。
| 建築・設計について | 12:28 | comments(0) | -
デイビッドチッパーフィールドの建築講演会
イギリスの建築家デイビッドチッパーフィールドの講演会に行きました。イギリスの建築家でこの度優秀な芸術家を対象に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞の受賞講演でした。
非常にモダンでミニマリズムな建築を建てている設計者の講演は、重みのある素晴らしいものでした。


建築は人々にとってなじみのあるものにすべきでる。心の記憶の中にあるものを呼びおこすようななつかしみを感じる建築を目指しているとのことです。実際に設計される建物は、斬新性というよりは、どこか安心してその空間に佇めるというか包み込むような建築が多いのですが、その根底には「なじむ」空間論のようなものがあるのだと感じました。
最後に話をした中で、昔アメリカの建築家であるルイスカーンが述べていた「その建物がどのようになりたいか」をいつも考えながら自分も設計に取り組んでいるというフレーズが印象的でした。
なぜその建物を設計する機会が自分に訪れたのかを見詰め、じっくり設計に取り組む姿勢に私も感じるものがありました。



建物には求められる機能がありますが、それと同じレベルで建物がそこに建つ目的があります。機能が優れているのは当たり前でそれプラス人を感動させ、機能を超えた人の豊かさをもたらす場を作ることが我々建築家の仕事なんだと改めて感じました。
| 建築・設計について | 20:57 | comments(0) | -
栃木県小山市にある素敵なヘヤーサロン
小山市にある素敵なヘヤーサロン

オーナーがフランスの民家をそのまま移築したような凝りに凝った家です。
中の調度品や開口部もすべてフランスからの持ってこられたもの。
すべて本物なんです。
100年前に使われていた椅子やテーブルをはじめ、照明に至るまでメイドインフランス。
ここだけ空気感が違います。

今度ゆっくり髪の毛をカットしてもらおーっと。
| 建築・設計について | 23:47 | comments(0) | -
建築家嶋根泉の迫力ある住宅
私の大学の同期である建築家嶋根泉の最新作を見せてもらいました。
ここで紹介するのは外観だけですが、とにかく迫力があって存在感一杯の建物でした。四角いキューブの箱の中にプライベートな空間が拡がっていて、その四角いキューブの上に鉄骨丸柱で支えられた水平スラブが浮いて載っています。
建物の前は、コンクリート打ち放しの壁と柱と屋根スラブ。そして玄関への階段という具合にとても分かりやすい形態。ここには木1本もなく、神殿のようなすがすがしさが感じられます。



何といっても特徴的なのは、カーブを描いた屋根。
厚いコンクリートが宙に浮いているようで何とも不思議な感覚です。
施工はとても大変だったようですが、嶋根氏の建築に対する熱い想いが作り手に伝わりこのようにきれいに完成しました。
いずれ、公に発表されたら内部空間に関しても紹介できればと思います。
| 建築・設計について | 09:33 | comments(0) | -
川崎スクエアーガーデンのホール
石のチェアー。
しっかりした厚さが魅力的です。

| 建築・設計について | 20:48 | comments(0) | -
パソコン新しくなりました
いやー長かった10日間。新しくノートパソコン購入しました。NECのノートパソコンでウインドウズ8対応品です。。XPに慣れていたので、どこをどう触ってよいかも分からず、いろんな人に迷惑をかけながらここまできました。ありがとうございました。
ということで今日からまたプログ始めますのでお時間ある方は一読ください。
自分でも建築やその他芸術、旅行など楽しいことを中心に日記気分で書いていきたいと思います。
お時間のできたときにさらっと読んで頂けると幸いです。

今日は、工事をしておりましたマンションリフォームのお仕事の引き渡しでした。きれいに仕上がり無事引き渡すことができました。
建築は、施主、作り手の想いが一つになった時、とてもパワフルなものになって姿をみせてくれます。これからも、私自身パワーを持ち続けながら、感動が生まれる建築を作っていきたいと思います。
| 私的な話 | 15:42 | comments(0) | -
パソコン壊れました
一昨日に突然パソコンが故障。今まで頑張ってくれてありがとうの気持ちです。
さっそくヨドバシに新しいのを購入に行きましたが、どうも完成品がなく、山形で組み立てるとのこと。ということでそれを待って心機一転仕事に励もうかとおもっております。何年かに一度のパソコン関係の大パニックで、たいそう疲れました。今では、コンピューター無しでは仕事ができません。鉛筆一本で勝負なんてことはちょっと無理ですな。バックアップは大切です。
| 私的な話 | 16:59 | comments(0) | -
国際芸術センター青森
若いアーチストが寝泊りして、作業して互いに刺激を与えながら更に作品作りに没頭する。そんな光景が浮かぶような建物でした。ここから新しい芸術家が誕生していくでしょう。
このような施設がもっとあちらこちらにあっても良いではないですか。
もっと芸術家を育てないといけません。





| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
国際芸術センター青森3 森に埋もれる宿泊・アトリエ棟
国際芸術センター青森は、3つの棟の分棟配置で、アトリエと宿泊棟は、森の中にひっそりとあります。





しかし、廊下は圧巻。コンクリートの列柱が綺麗に並びます。


| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
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