冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
青森ねぶたの家ワ・ラッセ
青森に出張したので、青森駅前にあるねぶたの家ワ・ラッセを見てきました。
こちら、白い雪の中に赤い鉄板のラインが映える建築です。ねぶたの歴史や祭りで使われた作品が展示されていて、とても楽しくみることが出来ました。
建物の設計は、ラ・リヴィエレ・フランク氏。





青森の木立を連想させる鉄の流れるようなファサード


雪の多い青森ですが、このスリットの中は通路として比較的歩きやすくなっています。




エントランス。通路はこんな感じで光があたると、木漏れ日のように通路を照らします。

| 建築・設計について | 09:25 | comments(0) | -
ザ・ローリングストーンズ イン東京ドーム
見てきました。聞いてきました。おっさん達のロックを!
70才を超える人達ですが、パワー全開。ミックジャガーなんて、ステージの上で踊って走って、歌いっぱなし。痩せてるし、スマートでお腹なんぞ、全く出ておりません。よほど日頃から鍛えておるんやろなーと思いました。
5万を超える観客も立ちっぱなしの人が多く、こちらもパワフルでした。



元気を頂き、また今日からフルスロットルで働けます。サンキュー。


| 建築・設計について | 21:39 | comments(0) | -
陰影をかみしめて受け入れる
谷崎純一郎の名著「陰翳礼讃」は建築を携わる人は皆読む本ですが、現代においてなかなかその世界を味わう家も少なくなってきました。
現在の住宅は、暗いのではなくて明るくという考えですので、暗い住宅を求める人はほとんどいません。でも一度そんな場に自分の身を置いてみますと、そんな空間があればきっと流れる時間を忘れて、今という時を味わいつくせるのになーと思います。
そう、何だか慌ただし過ぎる今だからこそ、そんな落ち着いた場が必要なのかもしれません。


こちらは仏間。
障子の光も美しく、照明も暗め。一人でしばらくここでご先祖様とお話するにはベストでは。


こちらはちょっと文の主旨とは異なりますが、化粧室の窓です。
直接光ではなくて間接的な光が障子からとりこまれているので、窓は沢山ありますが、落ち着いた雰囲気になっています。

| 建築・設計について | 15:07 | comments(0) | -
襖の奥深い煌びやかさ
自然素材の木肌の色、つや、形状の美しさは、素材そのものを生かす日本の文化であります。勿論建築だけではなく、食の世界にも通用する世界観ですね。
そんな落ち着いた空間の中にいれられる襖は、それだけできらめく輝きを発するもので、動と静というバランスが見事に調和された空間というものは、やはり素晴らしい世界を作るわけであります。
座っていますと最初なかなか気が付きませんが、目が慣れてくると、襖から発する色とデザインに驚かされます。




| 建築・設計について | 08:11 | comments(0) | -
経年変化を楽しむ錆壁
こちらの茶室は、壁に鉄粉がいれてあり、それが酸化することで、錆色になっています。



何とも言えない経年変化によってできる壁。
新築から年を数えるごとに趣がでてくるという何とも奥が深い壁ではありませんか。


書院の落とし掛けの意匠は奥行が感じるデザインです。


更に美しいのがこの天井の意匠です。


今でも十分に通用するデザイン。

| 建築・設計について | 11:33 | comments(0) | -
遠山邸大広間床の間
これが遠山邸の中棟大広間の床の間です。

まず、あまり今では見られない壁に目がいきます。
本霞というもの。左官仕上げですね。赤褐色の色が何とも言えません。

床柱は、有名な京都北山の北山杉の絞り丸太。
始めのうちはちょっと白いのですが、このように焼けてきて落ち着きがガーンと出ます。




こちらが使われている材料の表。実物を見て、材を確かめてみるには非常に勉強になりますよ。


こちらは書院の障子。枠は桑材だそうです。障子紙にすかしが入っていてとても綺麗。手の込んだ仕事です。


障子上の欄間は桐板に七宝彫りがなされています。

全部を今の建築に持ち込む気はありませんが、ところどころの見せ場として利用できるアイテムの数々です。
| 建築・設計について | 18:21 | comments(0) | -
遠山邸美しい桐の天井
大広間の床の間廻りです。


ここでは天井の美しさに目が行きました。

これは桐板天井

桐はとても好きな材料でして、我が家など床も桐、天井にも桐板を貼っています。何といいましても、木の目がまっすぐでくせが無く、色も白く、柔らかい優しいイメージを醸し出します。
実際素材自体も柔らかいもので、肌触りもグッドです。
それにしてもこれだけの幅の広い桐の板をよくも集めたものです。大きな木でないとこれだけの幅のものはできません。
照明器具も素敵でしょう?
| 建築・設計について | 07:40 | comments(0) | -
遠山邸 おさ欄間の美しい縁
遠山邸の内部へと入って行きます。
18畳の大広間からは美しい庭園が見られます。
ぱっと見て、綺麗だなーと感じたのは、まずは縁の欄間のデザイン。

大きな開口部の上を美しく飾る。
欄間の中で細い桟が縦に細かく組まれたものをおさ欄間と言いますが、
このおさ欄間はひとつひとつ丁寧に作られていて、職人の技量といいますか、心意気といいますか、魂が感じられるのであります。

建築は、このように手の痕跡が残るものが集まってできる集合体です。
僕は、簡単な仕上げよりもこんな手の痕跡や技量が出る仕上げがやっぱり好きですな。


この手の込んだ職人仕事にはただ驚かされます。
| 建築・設計について | 22:02 | comments(0) | -
遠山邸 東棟18畳の田舎風居間
東棟は、表玄関から入ってすぐの棟ですが、大きな台所、土間、内玄関そして18畳の大きな居間から構成されます。18畳居間の畳は無縁畳で、囲炉裏がきられ、外観も茅葺屋根をもつ、豪農の趣。

表玄関の両側にある8畳。格子も太く、力強い。


18畳の居間


囲炉裏のある部屋の天井は網代天井なんですが、なかなかこれだけの面積を網代でやったものは少ないのではないでしょうか。


東棟と中棟を結ぶ畳廊下
廊下と呼ぶにはもったいない凝った作りで、一つ一つの細工に驚かされます。
襖も綺麗。
| 建築・設計について | 10:49 | comments(0) | -
しなる竹に想いを重ねて
昨日の雪はけっこう降りました。何十年ぶりの大雪です。庭には竹が植えてありますが、その竹も雪の重みでこんなに曲がっています。


ぐぐっと耐えて、雪の止むのを待ちます。
上お葉はすでに地面に着いていますが、強靭なバネで折れません。
今日の雨でまた復活するでしょう。
この竹を見て、やはり粘りは大切であると思うのでした。




これは中庭の雪景色

たまに降る雪は、いろいろ考えさせられます。感謝
| 建築・設計について | 13:37 | comments(0) | -
遠山記念館 邸宅 2年7か月を費やした木造建築

遠山邸です。日興証券の創立者遠山元一が建てた邸宅。


西・東・中棟の3つの棟からなる家で、昭和8年〜11年まで工事を行いました。
3つの棟はそれぞれ趣が異なり、今では使えないような多種多様な銘木が使われ、木を学ぶ教科書のような家でもあります。


庭園の素晴らしく、ゆっくりと鑑賞できます。
| 建築・設計について | 09:25 | comments(0) | -
桶川の家5 床の防音
木造建築は、コンクリートや鉄骨造の建築に比べて音が通ると言いますか、遮音性能は劣ります。言い換えれば、家族の気配が伝わりやすい家ということですがね。
完全遮音の家よりも、家族の気配が何となく伝わるぐらいが緩くて良いかなーと思ってはいます。

とは言いましても、2階の響く音は少しでも遮音したいところ。
比重の重い材料を用い、床の仕上げもカーペットなどクッション性が高い素材ならよい良いわけですが、フローリングが当たり前の現状を考え、コストを考慮しますとこの黒いゴムマットがいまのところ良いと思います。
更なるコストや工事工程を考えて、フローリングにクッション材を付けた商品や石膏ボードを貼る場合もあります。

| 建築・設計について | 10:04 | comments(0) | -
遠山記念館 有機的な内部空間 今井兼次設計
玄関を入りますと、少し洞窟のようなコーナーがあり、曲線を随所に用いた独特のデザインが見られます。

柔らかさと、力強さが感じられるディテール
2階に上がっていきたい衝動にかられる階段です。




展示室は、自然光を柔らかく取り入れた設計


やっぱりこの形態にするのは思い切りが必要です。


ハイサイドライトは外部から見るとこんなふうになっています。
外観の特徴がそのまま内部空間へと反映されているわけです。
無理のない、理屈にあったデザイン。
| 建築・設計について | 18:04 | comments(0) | -
桶川の家4 梁表しの天井
木造住宅の設計においては、屋根の梁や垂木をそのまま室内に表わすデザインをよくします。これは、屋根の架構が美しく、天井を貼ってしまいますとその木の良さが隠れてもったいないのと、空間を広く使いたいという理由からです。
今回の桶川の家にも一部木の架構を表しています。


ここで注意するのは、照明。あとは仕上げをどうするかということ。
照明の配線計画も重要になります。今回は、梁と梁の間にシナベニヤを貼り、仕上げます。配線が通る隙間をとっての施工です。さてどんな仕上がりになるかは、これからのお楽しみです。

| 建築・設計について | 12:34 | comments(0) | -
桶川の家3 外壁下地完成
外壁は、構造パネルとしてダイライト9mmを貼っています。構造合板ラワンベニヤと比べて構造耐力上は遜色ありませんし、通気性能があるので、内部結露しにくいという判断からです。今回の断熱はセルロースファイバーですので、通湿性能がないと内部に気密フィルムを貼らなければならないので、その意味もあります。
構造上はいつも筋交いによる耐力で壁量をクリアーしていますが、さらに面剛性を高め、耐震にする意味から構造パネルを貼ります。


パネルの上に透湿防水シートで、遮熱にも効果のあるタイベックシルバーを貼り、その上に通気胴縁を固定します。今回は仕上げ外壁がサイディングの縦貼りのため、胴縁は横胴縁となっていますが、通気を確保するため、穴の開いた通気胴縁となっています。




外部廻りのサッシも固定されました。
このサッシは色が外が黒、内が白のもので、枠があまり見えないもの。
ガラスはペアガラスでLO-E遮熱ガラス。1階廻りは防犯の意味から防犯フィルムを入れ込んだ防犯ガラスとなっています。


断熱は、セルロースファイバーの吹込みなので、断熱工事の前に配線工事やダクト工事を行います。

| 建築・設計について | 19:20 | comments(0) | -
遠山記念館 今井兼次設計の美術館
久しぶりに遠山記念館を訪れました。
以前は事務所の建物が出来たときに見学会できたわけですから20数年前ということになりますか。今回は美術館もさることながら、遠山邸をじっくり鑑賞してきました。
日本建築の素晴らしさが凝縮された貴重な建物です


正門


まず右手に見えるのが建築家今井兼次設計の美術館


手すりの有機的なデザインが生きています。
このがっしりした太さが好きです。力強いじゃないですか。


本家の木造のすぐ横に建つ建物ですが、全体のバランスを考慮した蔵のような美術館です。
階段を上って、正面がエントランス。
| 建築・設計について | 07:55 | comments(0) | -
品川の高層飲み屋ビル
品川駅周辺はビルが立ち並び、今もっとも活気があるオフィス街の一つではないでしょうか。新幹線も停まり、大崎駅前のJR開発が進むと、さらに人も増えエネルギー渦巻く街になっていくことでしょう。
とはいえ、私はあまり降りたことがなかったのですが、綺麗な新しいビルが立ち並ぶ中で、この建物だけが印象に残りました。





素晴らしい装飾。
大阪にはありそうですが、モダンでクールな街にこれがあると、何だかホットします。
| 建築・設計について | 07:34 | comments(0) | -
新東名高速から見る富士山
新東名高速を走りました。
さすがに道路の路面が良いのと道幅が広いのでスピード感がなく、あっという間にハイスピードになります。あまり景色は期待してませんでしたが、富士山がまじかに見え、それはそれは綺麗でした。
日本の土木技術の粋を集めた高速道路だけに、走りやすかったなー。


| 建築・設計について | 09:54 | comments(0) | -
賓日館ー御殿の間ー貝を貼りつけた床框
賓日館の御殿の間です。





説明にもありますが、床框を見てください。きらきら光るところがあります。これは貝なのです。真珠色に光る部分を研磨して框のへこんだ部分に入れ込んだという手間がかかる職人技。

天井は、二重の格間天井。皇室が泊まられるというので、通常の格間天井を2重にして更に格式を上げたそうです。




縁部分にも屋久杉等貴重な材が使われています。
| 建築・設計について | 00:23 | comments(0) | -
桶川の家2-屋根の施工
桶川の家は、骨組みが完成し、屋根をまず作っていきます。
屋根がある程度目途がつくまで大工さんは3人で、フルのお仕事です。
段取りが良く、瞬く間にできていきます。
屋根ができ、壁の筋交いも納まってくると、空間という認識ができてきます。


この住宅の気持ちの良い出窓のあるダイニング部分


上から光が注ぐ玄関階段吹抜け部分




サッシ取り付ける枠も出来上がっています。
この段階ですと、間違いを直したり、より良い計画のための設計変更が可能です。


屋根はいつも杉板をはります。
これは、年数が経っても、湿気で腐ることが少なく、将来大工さんが屋根を修理するときにも安全に作業できるだろうと考えてのことです。
べニアは、湿気を吸うと強度がなくなり、へたをすると人が乗った時に突き抜ける恐れがあるのです。
| 建築・設計について | 23:43 | comments(0) | -
渡辺篤史の建物探訪・亘理邸
段差を利用した家「亘理邸」が昨日渡辺篤史の建物探訪で紹介されました。
ご主人の説明も素晴らしく、渡辺さんの感想も楽しく、上手くまとめられていました。
朝4時半からの放送でしたので、なかなか生放送では見れなかった人も多かったのではないでしょうか。
BS朝日では、3月22日土曜日の16:30より放送されます。
ご都合が合えば、見てください。









| 建築・設計について | 23:58 | comments(0) | -
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728 
<< February 2014 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • インスピレーションとオリジナル
    ヒゲのなくなったヒデちゃん (06/03)
  • インスピレーションとオリジナル
    snow (06/02)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    ヒゲのヒデちゃん (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/25)
  • ジェフリー・バワ ジェットウイングラグーンホテル(5)ラグーンを見ながらディナー
    tp nakano (09/08)
  • ジェフリー・バワ ベントタビーチホテル(1)石の壁を進む考え抜かれたアプローチ
    tp nakano (06/01)
  • ル・コルビジェ カップマルタンの別荘
    りよう (05/13)
  • レム・コールハ-ス ディー&チャーリーズウイリーセンター
    Tom (09/24)
  • リカルド・レゴレッタ カミノ・レアル・メキシコ(1)
    山田俊彦 (09/14)
PROFILE

ページトップへ戻る