冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
桶川の家 階段は光を上から落とす重要な装置
階段の上部天井も構造表しとしました。
見せ場というか、どの建築にもここは!という箇所がいくつかありますが、この桶川の家の建築的な見せ場は、やはり玄関から階段そして2階の廊下へと続くこの箇所かなーと思います。
大きな吹抜けを設けることなく、光を下の階に気持ち良く落とす装置として階段はやはり重要な装置です。




ベッドルームには大きなバルコニーを設けました。



収納もたっぷりです。
| 建築・設計について | 12:17 | comments(0) | -
桶川の家 出窓のあるダイニングルーム
出窓は、使い方によってかなり空間を広く感じさせることができる道具の一つです。
今回も、ダイニングのところに大きな出窓を設け、その出窓部分を椅子替わりにして食事を楽しものと考えました。
コーナーにある出窓なので、光は十分入りますし、庭への眺望も良いです。
天井は、構造材をそのまま表したもの。
小さなスペースでも落ち着きと拡がりを感じることができるコーナーとなりました。





横の扉は勝手口。

| 建築・設計について | 11:08 | comments(0) | -
桶川の家 和室は着替えのスペースにも利用
自宅に帰るとすぐにリラックスしたいもの。玄関入ってスーツやネクタイ、ズボンを脱ぎ捨て、パジャマや軽いウエア―に着替えたいですよね。で、この家も玄関入ってすぐに和室があり、ここで着替えてしまいます。和室の3方の壁は全て収納。玄関アプローチに面してのみ障子の入った開口部があります。着替えて、ここに座って坪庭を眺めるのも良し、寝っ転がって雑誌を見るのも良し。畳の部屋は客室としてでなく、多くの機能を備えた万能部屋となるわけです。





天井は、構造材をそのまま表したもの。
これだけで、木に囲まれた良い雰囲気になりました。


畳には綺麗な縁をとり、少し華やかさを演出してます。
| 建築・設計について | 10:39 | comments(0) | -
桶川の家 木の塀が迎えるエントランス
隣との境界のしつらえをどうするかは、いつも悩むところです。桶川の家では玄関が道路に面せず、通路を通り建物の中心あたりから入るプランにしました。外から帰って玄関に至る動線は長い方が良いと思いますが、お隣さんとの視線はやはり気になるところ。今回は木の塀を作り、目線が合わないように配慮。しかも内なる路地的な通路として、気持ちが切り替えられるように考えました。

門の扉は低くして、通路が見える高さにしています。


建物と木の塀で囲まれたアプローチ
この足元に植栽を施すと、季節も感じられて更に良くなります。
床はコンクリートの洗い出し仕上げ


玄関を入ると高い勾配天井のあるホール。階段の上部から光が注ぎ込みます。


この階段ホールの壁だけは光が綺麗に反射するよう塗装仕上げにしました。


今日は無事引き渡しの日でした。
長いプロジェクトも終われば、あっという間に感じます。
はじめての挨拶から始まり、スケッチによる検討を重ね、詳細図面を描き、構造と設備との調整をし、工事金額の折衝を行い、現場の納まりを考え、職人さんと協議し、多くの人達の協力を結集してやっと完成するわけです。やはり家づくりは大プロジェクトなんです。
今日からは、我々作り手の元から離れてお施主様の家となるわけですが、これからが本当の住みやすさを感じる家へと変わっていくわけで、今日は大切な筋目の日なんです。
| 建築・設計について | 23:25 | comments(0) | -
青森七戸十和田駅
青森でのお仕事を頂き、これから何度か青森に行きますが、建築予定地が青森市内ではなく下北半島のむつ市なので、新幹線は七戸十和田という駅で降りてそこからレンタカーで2時間ほどかけて向かいます。
これからしばらく、この新幹線の七戸十和田駅がキーステーションとなるわけで、一応外観も捉えておきました。






さすがに鉄道の駅となりますとスケールが大きい。
開放的なガラスカーテンウォールが特徴。うねる外観が、そのまま内部の天井の形となっています。
| 建築・設計について | 16:15 | comments(0) | -
録ミュージアム 考え抜かれた窓配置
空間がやさしく感じるのは、曲面の多い壁、天井だからですが、細かいディテール部分も角をつくらず、全てが丸みを持たせているんです。
窓の位置は緑が一番きれいに見えるところに空けられています。
一方向ではなく、あちこちに緑が見えるのがうれしいです。








優しいトップライトも綺麗

一か所トップライトが空くようになっていて、壁の窓をあけると上昇気流で、風が上手く抜けるそうです。


壁に開けられた本だなも楽しい。

久しぶりにホッとする優れた建築に出会いました。

| 建築・設計について | 01:24 | comments(0) | -
録ミュージアム 白い内部にトップライトの光がやさしく注ぐ
外部のアスファルトシングル葺きの建物から背の低い扉を開けて中に入るとそこは白い世界。扉も、大きな木の枝を考慮し、その木に沿うように低く抑えてあります。


中は、施主のお父様が収集した美術品を展示する空間。白い床、壁、天井にトップライトからの光が注ぎます。
平屋のため、大きな樹木の葉4がトップライトを覆うので、下から見上げると、森の中にいる感じ。







階段上部は喫茶になっていて、美しい緑を見ながら、ゆっくりと過ごせます。

| 建築・設計について | 00:21 | comments(0) | -
小山市の録ミュージアムに行く。森の中にあるような建物
栃木県小山市にある録ミュージアムに行きました。
建物の周辺はいわゆる街道筋にある大きなショップ、パチンコ店などが並ぶ地域。そんな殺伐なところにいきなり緑の森が現れます。
ここだけが別世界。
静かなんです。
設計したのは建築家中村拓志氏





大きな木の中にその木をさけるように建つ建物。
実は、建物を囲む巨木は後から植えたそうです。
大きな樹木の成長、枝の伸び具合を計算し、その成長を妨げないように建物の形態を設計。こうして不思議で魅力的な建物ができたそうです。






構造は何と木造。造形の豊かさや、その形をまとめた構造設計の発想の良さ、建物を建てた工務店、大工さんの技術力。どれも素晴らしい。
| 建築・設計について | 23:59 | comments(0) | -
大理石の無垢のベンチ ANELLI
さすがに石屋さんのやることは凄い!とおもったのがこの石のベンチ
白い大理石の無垢。
重いし、運ぶのも大変だったでしょう。


床も見事に石の模様がそろっています。


これだけ大きな宴会場は軽井沢ではないようです。



| 建築・設計について | 00:15 | comments(0) | -
軽井沢の石の教会
軽井沢に石塀、石の建築を見学した帰りに石の教会を見てきました。
ANELLIという結婚式場の中にある教会です。

黒い外観に趣のある玄関扉。
教会というよりは要塞というイメージです。

しかし、扉を空けますとそこは別世界。
白い石ビアンコカラーラが敷き詰められた床
大利益のベンチ
そして壁は全てガラス。
緑の森が目の前に飛び込んできます。






清潔感あふれる森の中の教会でした。
| 建築・設計について | 22:01 | comments(0) | -
鉄平石を壁として積むデザイン
今計画中の家では鉄平石を積んで、陰影のある壁にする予定です。
諏訪にはいくつか塀としてまた建築の外壁として用いられたものがあるので見学しました。
どれも素晴らしい出来具合。
参考にしながらベストの積み方をこれから研究していきます。
地球の一部である石を用いるわけですから慎重にかつ大胆につかっていきたいと考えています。





この塀は40年近く経っているそうですが、まったくそんな感じはしません。
経年変化によってさらに味わいが増しています。
自然素材はやっぱり凄い。


良く見る門の壁は石の小口を重ねただけのものがほとんどですが、このように平の部分も混ぜながら積みます。こうすると、柔らかさというか、優しさがでてきますよね。職人さんのセンスが相当よくないとできません。
そこがまたねらい目なんですよ。

| 建築・設計について | 10:55 | comments(0) | -
四角い鉄平石はこうして作られる
大きな岩盤は、エアーカッターという道具、定規を用いて四角に整形されるのですが、そのエアーカッターの入れ方や割り方で職人の技術が必要で、簡単そうに見えてなかなか難しい作業です。



定規をあててエアーカッターで浅い溝を入れます


その溝を目がけて裏からハンマーでたたきます。
音が変わるとそこで割れたという合図。
これがとても難しく、途中で割れたり、斜めに割れたりと、結構歩掛りが悪いのです。




こうしてできる鉄平石はやはり貴重な材料です。
| 建築・設計について | 08:26 | comments(0) | -
諏訪の藤森鉄平石を見に行く
およそ2400万年前、マグマによって形成されたという鉄平石。岩石の分類では安山岩の一種です。この鉄平石が地殻変動で地峡に現れ、日本では現在3か所で採取されています。ここ諏訪の藤森鉄平石がその一つ。
今回、新しい家の設計で使う予定の鉄平石を見てきました。



山から削り取った岩盤を職人さんの手仕事で1枚1枚剥がしていくというまさに手仕事


大きな石のテーブル状の岩盤を層にそって剥がします。

ある程度の大きさになるまで割り、それをまとめながら商品とします。





現代の建築でも床石として、また門塀の石として多くのところで使われています。
| 建築・設計について | 18:30 | comments(0) | -
照明で夜を楽しむ
昼の光を楽しむのも建物を味わうひとつの醍醐味ですが、夜は照明によってがらりと雰囲気を変え、その闇と光を楽しむことができたら更に建物に愛着が湧きます。
あまり多くの照明器具を使わず、できるだけ局所照明にする。
スタンドを使い、光源を上からでなく、下方向から照らす。
明るいところと暗いところを作り、空間に奥行を作り出す。
照明のデザインもそれはそれは奥が深いのです。




| 建築・設計について | 21:27 | comments(0) | -
屋根の上の富士見台は最高に気持ち良い
誰でも高いところに登ってそこからの景色を楽しみたいもの。
今回の家には2階のバッドルームから屋根の上に登れる階段を設け、屋根の上に展望デッキをしつらえました。

奥に見える階段が屋根に登れる階段
この階段を利用して奥から光がもれるようにしつらえました。


階段を登ると、このような展望デッキに出ます。
屋根の上からは、季節の良いときには富士山が見えます。
クライアントはこのデッキを富士見台となずけ、楽しまれています。
風も抜けて、夏場も上に上がり、ビールを飲む。・・・最高じゃないですか。


右奥の縦格子が入っている屋根上スペースがその富士見台です。
| 建築・設計について | 17:25 | comments(0) | -
収納の中を美しく照らす照明
収納は住宅においてとても重要なマターですが、クライアントによってしまい方も千差万別。大きなスペースを用意して、その中を自由に区切る人もいれば、きちんと寸法を決めて、こと細かに引き出し等を設置したい人もいます。その都度私は勉強になるわけです。



こちらは、中の洋服を綺麗に見せるための扉の上にLEDスポットライトを設けました。できるだけ目立たず、主張せずしかも綺麗に光をあてる照明器具です。
| 建築・設計について | 19:10 | comments(0) | -
夏を楽しむ濡れ縁、深い庇とすだれのある家
日本の夏は増々暑さが厳しくなりますが、ここは昔の人の知恵を拝借して、深い庇と濡れ縁、そして庇に掛けるすだれを用いてみては如何でしょうか。温度も勿論少し低くなりますし、見ていても涼しさを感じることができます。

濡れ縁の下も庭掃除のほうきやスコップ、腐葉土などを入れるスペースとして有効に使っています。




石の部分はフラットで、ここでご主人が太極拳の練習をされます。
| 建築・設計について | 08:51 | comments(0) | -
ステンレスのキッチンカウンタートップ
キッチンは、クライアントによって千差万別です。
いろいろなショールームに足を運んでもらって自ら使い勝手を確認して、決めてもらいます。
流しのカウンタートップの素材も、ステンレスか人造大理石か、石か、メラミンかそれぞれ好みがありますし、流しの水栓もシャワー付きか浄水器一体型かなどなど選択する項目も多岐にわたります。
この家のキッチンのカウンタートップは厚めのステンレスにしました。
L字になっているカウンターなので、ジョイントができるのですが、そのジョイントが出ないように、工場でつなげて、そのまま現場に運びこみました。職人技が光ります。



幕板のデザインは奥様のアイデア。
均一な表面にアクセントカラーを数枚いれました。
なかなかオシャレに出来上がりました。
天井が高いので、上の収納にはスライドして降りてくる収納が組み込まれています。
| 建築・設計について | 09:15 | comments(0) | -
聚楽壁、秋田杉の天井、琉球畳、和田卯の照明で構成された和室
和室は、80歳のお母様のためのお部屋。
畳は掘りごたつが納められていて、机も畳下に収納されています。
自然素材で囲まれた和室は、座りますと静寂が拡がり、心がとても落ち着きます。



壁は左官による聚楽壁
天井は、秋田杉の中柾と杉の竿縁天井
照明もなかなか良いのが見つかりませんでしたが、京都の和田卯の照明器具を選択しました。落ち着いた空間にぴったりです。


大きな庭とは反対にある小さな壺庭に面する開口
障子を空けますと、竹が見えます。


押入れは、しっかり収納できるように細かく棚に分けてあります。
クライアントによって持ち物、趣味も異なるので、収納内部はそれぞれ異なります。

| 建築・設計について | 09:51 | comments(0) | -
階段は、風の流れを作り光を落とす装置です。
大きな吹抜けはダイナミックで空間に拡がりをもたせる一つの道具ですが、大きな吹抜けを設けられない場合でも階段という装置でそれに代わるダイナミックで機能的な空間構成が可能となります。階段は上と下をつなぐ大切な装置ですが小さな吹抜けでもあります。
空気の流れを作り、上階から下の階へと光を落とすことができます。
今回の家でも階段をそんな光と風の装置として捉えました。

リビングから上へあがる階段は、大きなリビングの一番北側に設置。
階段の廻りには本棚を配し、階段に座って好きな本のページをめくることもできます。




上からは、ハイサイドライトの光が注ぎこみ、階段を介して1階の奥の部分へと注がれます。


窓は開閉可能で、したからの気流がここから抜けることで風を起こすこともできます。
うーん。階段は奥が深いのです。


手すりは、建物と人が握手するところですから、内部では特に優しい感じが良いですかね。
| 建築・設計について | 12:01 | comments(0) | -
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