冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
李禹煥リウーハン美術館 安藤忠雄の壁と李の垂直の柱
引き続き直島のアートミュージアム。李禹煥美術館です。
歩いていくと丘があり、そこに打ち放しの壁が芝の上に見えてきます。


その壁の向こう側にまわると一直線にアプローチが伸びています。


コンクリートの壁に沿いながらこの真っ直ぐな道を降りていきます。

正面にはコンクリートの強い水平ラインの壁。そしてその前に垂直に伸びる細い柱が対照的に見えます。


左の壁を抜けると左手に芝の広場と海が一気に拡がります。


今の道を振り返るとこんな感じ


コンクリートの壁の前には空へと伸びる垂直の柱。大地の石。金属の平板がバランスよく配置され、静かに物思いにふけるスペースとなっています。

| 建築・設計について | 00:05 | comments(0) | -
ベネッセミュージアム宿泊施設オーバル 水を湛えた静寂な空間
数ある安藤建築の傑作の一つであることは間違いないオーバル。ここまで辿り着くまでの動線の豊かさ。そしてこの水を湛えた楕円形の静かな空間。見事だと思います。





完全に壁に囲まれ、楕円形の水盤から漏れた水が心地よい音を奏でます。
ここでしばらく物思いにふけるのも良いなーと感じるスペースでした。
一部放たれた開口を進みます。




一度下がり、再び石の壁に沿って上がって行きます。




そして建物の屋上へと昇ります。
屋上は緑化されていて、廻りの自然に完全に溶け込んでいました。



屋上からは360度視界が開かれ、瀬戸内の島々が迫ってきます。
まさに自然と一つになった名建築ではないでしょうか。
| 建築・設計について | 00:18 | comments(0) | -
ベネッセハウスミュージアムの宿泊施設オーバル 見事な動線と感動する空間
安藤さんの建築も本当に沢山あって見るべき感動する建物も多いのですが、前々からこのベネッセミュージアムの宿泊施設であるオーバルは是非とも見てみたい建物のひとつでした。20年前に直島ベネッセミュージアムに来た時にはまだできていなかったし、豊栄図書館を竹中で施工した際に関西の安藤建築を見て廻った際も見れなかったので、今回この空間を体験でき、長年の念願がやっとかないました。
ベネッセミュージアムからは特別なケーブルカーで斜面を登っていきます。このケーブルカーがとてもレトロな感じでゆっくりと動き、良いんです。

これが、ミュージアム側の待合スペース。何だかワクワクします。


ケーブルカーは急勾配をゆっくり登っていきます。このケーブルカーはオーバルという宿泊施設に泊まる人だけのもの。なんという贅沢。

眼下にはベネッセミュージアムと瀬戸内の美しい海と島々が見えてきます。


そして上の駅に到着


ここからが、また心躍るプロムナードが展開されていきます。
ライムストーンの壁で囲まれた暗い空間の先に光の通路が見えます。
進んでいきますと


通路の両側がガラスで、ここで立ち止まります。


右手は、瀬戸内海の青い海と空


左手は、コンクリートと石の壁に挟まれ、音を立てて流れる滝の壁


ここでまた向きを正面に変えて進みます。


で現れるのが、この楕円形のスペース
思わず感嘆の声が出ます。

| 建築・設計について | 09:32 | comments(0) | -
家プロジェクト 南寺 安藤忠雄設計の焼杉建築
続いては、安藤忠雄氏設計の南寺。これは、古い民家ではなく新しく設計された建物で、外壁は焼杉で屋根も木の垂木で支えられた完全な木造建築







大きくはね出した庇が特徴で、あとは極めてシンプル。
外観のプロポーションは正倉院を想起させます。


スリットから建物の脇を通り、外壁に沿って歩いて入り口へ。
壁が無くとも、人を歩かせる動線は好きですね。僕は

中はジェームズタレルの作品。闇になれた目が次第にスクリーンを認識するという人の持つ能力を感じさせてくれるものです。

すぐ傍にある公衆トイレも安藤作品



ただのトイレですが中はこんな複雑な木造の構造体が見える建築。
| 建築・設計について | 00:02 | comments(0) | -
直島家プロジェクト 安藤ミュージアムと角屋
引き続き直島家プロジェクトと中の安藤ミュージアムです。

こちらも古い民家のアートによる再生ですが、建築家安藤忠雄のミュージアムということで安藤さんのいろいろな作品が展示されていると共に、家自体がミュージアムとなっているたてものです。
木造の中にコンクリートのボックスがはめ込まれ、いろいろな光を感じながら展示物を見、光を感じるというもの。文章で書くとあ、そうかと思いますが、そもそも木造の中にコンクリリートのボックスが入っていることが不思議でしょう?実は一旦木造の家屋を解体し、コンクリートで中身の空間を作り再び外部と屋根を組み立てて造ったのです。イタリアの美術館など、歴史的建造物の外観を残しながらその中にコンクリート打ち放し空間を創ってきた安藤さんならではの家といえます。








こちらは、角屋
家屋は200年前のもの。1998年家プロジェクトの初めのアートです。
中には水盤があり、その中にデジタル数字がいろいろなスピードでカウンターを繰り返す作品。作家は宮島達男氏。いろいろな数字のスピードは、村の人がそれぞれに意味することを考えて仕込んだもので、住民参加型のアートの走りではないでしょうか。
| 建築・設計について | 09:11 | comments(0) | -
直島家プロジェクト 石橋 焼杉外壁の家の再生
直島の家プロジェクトは、直島に残る昔からのか家屋をアートを通して再生するプロジェクトで、ベネッセの社員が中心となり、今も着々と進められているプロジェクトです。直島には、外壁に焼杉を用い、海からの潮風から建物を守り永く家を健全にさせる工夫が昔からありました。住てが高齢化し次の世代が島を離れ、置き去りにされた素晴らしい家をそのまま風化していくのを防ぎ次の世代にもつなげる。ここでは、置き去りにされた家にアートを持ち込みました。ベネッセハウスミュージアムが安藤忠雄氏設計で完成したのが1992年。今から22年前。そこから徐々にアートと建築が上手く結びつき、いまでは多くの観光客が島を訪れています。まさに地道な取り組みが、実をならしたという感があります。









ここでは、画家の千住博氏の滝の絵と襖絵をみることができます。
特に蔵の中の滝の絵は、蔵に空いた小さな開口部から差し込む光だけで鑑賞するもので、自然光と滝が見事なハーモニーを醸し出し、感動しました。
| 建築・設計について | 17:06 | comments(0) | -
東山魁夷せとうち美術館 海と橋を見ながら絵画鑑賞の余韻に浸る
谷口さんの歩きやすい動線計画に沿いながら絵画を鑑賞し、最後に出てくるのがこのレストランスペースです。
海に開かれたレストランで、瀬戸内大橋を眺めながら絵画の印象を味わう。ゆっくりとした時間を持つことができる贅沢なスペースです。









どこまでもシンプルさを追求したデザインで、余計な要素を削りとった空間だからこそ外の自然がよりよく目に飛び込んできます。
| 建築・設計について | 00:07 | comments(0) | -
香川県立東山魁夷せとうち美術館 谷口吉生氏のミニマム建築
東山魁夷せとうち美術館にいきました。
画伯の絵の中に緑の中に一本の道が伸びている絵があるのですが、そんな絵を連想させる美術館への動線でした。



建物は四角い建物で、石とコンクリートとガラスのシンプルな構成です。
谷口さんの建築は研ぎ澄まされたセンスと単純な形態の中に和を感じるプロポーション、それにシンプルが故に拡がる世界観などをいつも考えさせられます。
空気が澄んでいてとてもすがすがしい建物なんです。






ミースを彷彿させる柱。水平ラインと垂直ラインが見事なエントランス部分です。


瀬戸大橋をここから望むことができます。

| 建築・設計について | 00:49 | comments(0) | -
こんぴらさんに登ってお参り
やってきましたこんぴらさん。気合を入れて階段を登ります。

ここからスタート



最初の鳥居




次第に神聖なる場に一歩一歩近づきます。


途中振り返りますと街がこんなに見えます。




この場所では神社と塀の見事なプロポーションに感動


さらに続く階段






最後の急な階段 奥に本殿の屋根が見えてきます。





| 建築・設計について | 07:06 | comments(0) | -
金毘羅さん 鞘橋
川にかかる屋根を持ったアーチ式の木造の橋です。
明治の建替えだそうで、もとは江戸時代のもの。
川をただ渡るにせよ、こんなアーチ式の橋でしかもおもむろに屋根がかかり、何となく川をのぞき見したくなるような橋は楽しいですよね。
やはりこれも気持ちを高翔させるデザイン力があればこそです。
生活にデザインをアートを盛り込むことで少しでも毎日が楽しくなれば良いなと思います。






| - | 08:56 | comments(0) | -
こんぴらさんで見た夜明けの空

なかなか見れない美しい夜明けの空
雨雲があり、雨が一部を濡らし、遠くは朝焼けで空気がとても澄んでいます。







| - | 09:09 | comments(0) | -
金毘羅さんの資生堂パーラー神椿で田窪恭治氏のタイルを見る

ここは、金毘羅さんから資生堂パーラー神椿に向かう橋「えがおみらいばし」です。イノシシが良く出る山道を車で登り、駐車場からレストランに向かう橋。なんという贅沢な動線でしょう。


お店に入りますと、ブルーの壁面が迎えてくれます。
青い花を描いたのは田窪恭治氏
田窪さんと言えば、フランス片田舎の教会を見事に修復した林檎の礼拝堂で有名ですが、まさかその作家の陶板壁画に出会えるとは思っていませんでした。
良く見ますと、壁はこのブルーの陶板。天井は白い石、床はベージュ系のタイルと全てが自然素材。
明るく透明感のある空間で頂く食事は最高の味でした。









この25mに渡る陶板タイルは1枚も割ることなく見事に焼き上がり、その深みのあるブルーカラーを見せてくれます。

| 建築・設計について | 21:58 | comments(0) | -
猪熊弦一郎美術館 水の音とイサムノグチの彫刻
展示室を出て、半外部の階段を昇っていきますと、水の音が響いてきます。
屋上の広場は、壁面が滝になっていて水の心地よい音がコンクリート壁で囲まれた中庭空間に響きます。そこに絶妙の位置に置かれたイサムノグチの彫刻。
水の音が外界の騒音を消し、その中で彫刻と対峙する空間構成。




中庭的通路はそのまま1階のエントランスまで伸びています。





パネルとコンクリート
素材そのものを生かした空間は、日本的に感じます。
| 建築・設計について | 07:47 | comments(0) | -
丸亀市猪熊弦一郎美術館 透明感が際立つ谷口作品
内部に入りますと、そのミニマリズムの空間が更に冴えわたっています。
細かなディテールが主張することがなく、あくまでも単線と面の構成に徹したデザイン。主張しないディテールにするためには隠された技が沢山あって、その技術力と徹底した設計者のこだわりがなければこの空間はできません。



大きな庇に遮られた光が、そのまま展示空間に注がれてとても明るく柔らかい自然光による展示になっています。







街を切り取る外部開口

| 建築・設計について | 11:11 | comments(0) | -
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 門型のフレームが街を切り取る
丸亀市の猪熊弦一郎美術館にきました。設計は谷口吉生氏。ミニマムモダーンといえば谷口さんにおよぶ人はいないのではないでしょうか。洗練された都会的なデザイン。研ぎ澄まされた極限のディテール。作品や人を引き立たせるカラーデザイン。材料の本質を知り尽くした使い方。皆谷口さんのデザインの後を追いますが、ここまで到達するにはまだまだ時間がかかります。



さりげない玄関と白い壁面のキャンパス。猪熊弦一郎の絵画が描かれた外壁


門型フレームは、街を切り取ります。


彫刻の置かれた広場は開放的ですが、壁に囲まれた感もあり、少しのんびりもできます。


玄関脇の屋上まで伸びる階段。光が注いできて美しい。
| 建築・設計について | 13:05 | comments(0) | -
イサムノグチ庭園美術館 時が止まる静寂なサークルで彫刻を鑑賞する

石のサークルの中がイサムノグチのアトリエです。


この積み方が何とも趣があります。
厳しくもなく、それでいて力強い。
外界からの結界です。




サークルの中には製作途中の作品も多く並べられています。
空と遠くの山しか見えない静寂なサークルの中で、作業をしていました。
蔵は、室内でのアトリエ
静かな屋根のない環境作品でもある空間の中で彫刻と向き合い、思慮にふけることができます。
地元の庵治石をはじめ世界から集めた地球の破片に立ち向かい、自らの想いを石に表現していったイサムノグチ。


沢山の石の破片

敷地には彫刻だけではなく、イサムノグチが住んだ移築された民家、街を一望に見下ろすランドスケープのなされた丘もあり、その世界観を五感で十分に感じることができます。
| 建築・設計について | 13:19 | comments(0) | -
イサムノグチ庭園美術館 石と格闘したイサムノグチのアトリエ
イサムノグチの彫刻は大地そして宇宙を連想させる芸術ですが、そのイサムノグチが17年間住んで彫刻を刻んだアトリエが、イサムノグチ庭園美術館として解放展示されています。作品に漂う宇宙観がそのまま表現された素晴らしいアトリエ建築でした。


こちらが事務所。ここで入場券を購入。入場には前もってはがきでの通知が必要です。




アトリエへと向かいます。
見えてきたのが、石のサークルとその奥にあるアトリエ(作業場)の蔵の屋根


石の塀は、円形に積まれています。その石の塀に囲まれた庭がありそこで彫刻を並べ、製作しました。


鳥居のように建つ2つの石の門柱
ここが入り口ですとわかるように製作したとのこと。
石は地球のかけらですから地球そのものです。経年変化しますが、それがまた趣を出し、重みを増していきます。まったくもって奥が深いのです。
| 建築・設計について | 21:34 | comments(0) | -
庭を取り込む吹抜けエントランス 香川県庁舎 丹下健三
ピロティーからガラスの風除け室を通り内部へと入ります。


左手には池のある庭園が拡がり、開口部一杯に外部空間が目に飛び込んできます。


2階へ上がる階段も上がってみたくなる衝動にかられます。



階段途中踊場からホールを見たところ。
市民の憩いの場になっています。


ホール前のホワイエを区切る木のデザインパネル


確かに天井も低く、使い勝手も悪そうですが、新しい庁舎も出来、この東館は大切に使われているようでした。
まだまだ現役で頑張ってほしい建物の一つです。

| 建築・設計について | 00:15 | comments(0) | -
ダイナミックなピロティー空間 香川県庁舎 丹下健三
ピロティーといえばル・コルビジェ。そのコルビジェの基で学んだ丹下さんが、日本に帰り上手く和と咀嚼してこの建物を設計したわけですが、やはり他の建物のピロティーと比べてもその力強さはピカイチではないでしょうか。
広島の平和記念講堂もピロティですがここは、規模も大きく階高が高い分抜けも感じられて、外部を感じる内部となっていました。









県庁正面の入り口。
内部エントランスもピロティーと同じ高さ。ガラスで区切られていますが、内部・外部が上手く溶け込むダイナミックな空間だと思います。

| 建築・設計について | 18:43 | comments(0) | -
日本を感じさせるモダン建築 香川県庁舎 丹下健三
水平方向に強調される手すり、深い影のできるバルコニー、日本建築の手すりを連想させるデザイン。そしてコンクリート打ち放しの力強さ。丹下健三の代表作でもある香川県庁舎を覗いてきました。





コルビジェから学んだ1階のピロティーもなかなかいけてますが、この外観はさすがに美しい。まずプロポーションが良いでしょう。
跳ね出した床スラブをしっかりと受け止めるリズミカルな梁は日本の神社仏閣の木造建築にある斗供を連想させます。宙に浮いたように見える手すりの水平ラインも綺麗。




1階には丹下健三コーナーがありこの建物の図面や他の計画の模型も展示されています。
香川県庁舎の屋上は屋上庭園になっていて、以前はパーティー会場としても使われていました。この屋上の塔屋の形もシンプルですが遠くから見るとアイストップとして印象に残ります。

| 建築・設計について | 00:08 | comments(0) | -
さぬきうどんを食べに香川県に行ってきました。うどんは香川の主食
四国へ行くのは35年ぶりかもっとか。とにかくさぬきうどんを一度は食べてみたいと思い、行きました。
高松空港に降りてレンタカーでまずは、山越うどんへ。
朝10時というのにもう沢山の人が並んでいます。

うどんを注文し、好きなトッピングを選び、お会計をしてから好きな場所で好きなダシを入れて頂きます。
うどんはこしがあって歯ごたえ十分。ダシはもちろん薄味。
卵を入れたたま釜うどんを頂きました。美味しかった。



お店の食事ゾーンはこんな感じ。自分たちで好きな場所に行って頂きます。
片付けも勿論セルフ。でも安いのでびっくり。
朝も昼もうどん・・・ここならうなずけるなー。


次は県庁前にあるちくせいさんへ。
狭いお店ですがお客様で一杯。
でもうどんですから、居座る人はおらず、食べたらさっさと交代。回転が早い。
こちらでは、揚げたてのちくわをいれたうどんを頂きました。
うどんのはしごは初めてですが、大丈夫。美味しいのでまだまだいけます。
| 建築・設計について | 00:49 | comments(0) | -
京都 SOU・SOU 日本の伝統を生かしたデザイン商品
日本のデザイン・職人技を駆使して作り上げた地下足袋。そのほか和服を現代的にアレンジ・リデザインしたりして、今の和を表現し続けているSOU・SOU。以前手ぬぐいのセットを頂いた時から気になっていたお店ですが、今回短い時間ながら立ち寄りしました。



お店もメインの大きな通りではなく、入り組んだ京都らしい路地に面して建てられています。
確かに僕らが小さいころは、路地や抜け道があちこちにあって、ワクワクして歩きました。ドーンと広い通りよりも、ヒューマンスケールの路地の方がずっと歩いていても楽しいですよね。


本を購入。今のSOU・SOUに至りまでのオーナー若林さんの日本の伝統に懸ける想いを読みました。



多くの外国観光客がこれからオリンピックにかけて多く日本に来ますが、彼らに伝わる日本らしさ、日本の良いところを自分自身でももっと勉強せんとと感じたしだいです。




新しくできた建物もこんなに魅力的。
| 建築・設計について | 10:53 | comments(0) | -
やっぱり本物は息が長い 京都寿ビルディング
京都の中心河原町四条にある寿ビルディング。昭和の初期の建設です。当初は銀行の店舗として設計され、今はベルフォネンや設計事務所が入っています。価値のあるを求めるのはやはり一流のデザイナー。要は、この時代の建物をまねて造ろうと思っても今はできないのです。この歴史と共に鎮座する建物存在そのものが魅力的で、人を引きつけます。これからは、大事に建築を使われていく時代です。でもその経年変化に耐えうるデザインでなければ未来の人に見向きもされないでしょう。渾身の力で設計し、職人さんの腕をフルに生かした建物には、目に見えないパワーが宿ります。そんな建築をこれからも作っていきたいな。寿ビルは、時代を超えて皆に大事に使われている幸せな建物でした。






中に入りますと、コルフォーネンのお洒落なショップが左にあり、右奥が小さなホール。そのホールを縦に貫くのがこの階段。
梁の化粧、手すりの細かな造作。じっくり見ますと、手のこんだ良い仕事が目に飛び込んできます。



| 建築・設計について | 09:14 | comments(0) | -
京都宝ヶ池プリンスホテル キノコ型のシャンデリア
円形のアプローチに沿って行きますと、エントランスがあります。


中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、大きなシャンデリア
吹抜け空間を照らすように柱廻りに配置。
このキノコ型の照明器具が、ホテルであるこの建物のエントランス空間を決定づけています


円形の為、先が見えない面白さ。そして拡がりを生み出します。




中庭はこんな風にハート型


エレベーターホールから中庭をみたところ。とてもシンプルですが村野さん独特のサッシの形態が生きています。


| 建築・設計について | 11:03 | comments(0) | -
京都宝ヶ池プリンスホテル 有機的な建築
宝ヶ池のプリンスホテルです。設計は村野藤吾。独特の有機的な形態。優しく気品ある色使い。円形の外観と、エントランスに伸びる壁との融合。
やっぱり村野さんの建築は生きているみたいで面白い。

入り口からホテルエントランスに向かいます。


手前に伸びてきているのは機械室関係の諸室
独特のアイストップでしょう。


アーチの中に入っていく動線計画


円形の宿泊室は、森の中へと消えていくようにも見えます。


客室は全て外を向いていて、近くの宝ヶ池公園の広大な緑地を望むことができます。
丸い客室棟の中は穴が空いていて中庭になります。
箱根プリンスほどの装飾的な外観ではありませんが、やはりこの清らかさは村野さんしかできないと思うんだなー。
| 建築・設計について | 00:10 | comments(0) | -
京都貴船の川床 川の上の建物・・・落水莊?
川に床を張り出して、そこに座って涼をとる。夏にはもってこいの場でありますが、川の上の住居といえば落水莊。そうかこの気持ち良さは万国共通ですな。
で、京都の奥貴船の床に行きました。
川の上に造られた木造の板張りの床にござを敷き、毛氈を敷くと出来上がり。
天井もすだれ状に架けられ、直射日光を遮ります。
ところどころにある滝が水の音を作り出し、溢れるマイナスイオンの中で食事を頂戴する。なんという贅沢でしょう。





床の脇に川が流れ、足を入れるとひんやり。


御座敷もちゃんとした建物内に用意されております。

で、食事も終盤になった時に雨が降り出しました。
お客さんは皆屋根のある座敷の方に移動
床は沢山の従業員の方が総出で、ござ、毛氈を片付けます。
お蔭で、下地の床板構造を見ることができました。
天候にいつも左右される川床ですが、そこには天空でしか味わえない清らかさがありました。
従業員の皆さまお疲れ様でした。







| 建築・設計について | 06:41 | comments(0) | -
和と中の折衷 京都膳處漢 京都らしい中庭のある館
京都中央区錦通りにある北京料理店膳處館に入りました。


外の通りに面する部屋は洋館の佇まい。大きな開口部には美しい無色のステンドグラスが入ります。


待合は、中華


そこから奥に入って行きますと、中庭があり、和風の建築が中庭を囲みます。





中庭の大きさは建物の規模にもよりますが。こちらは立派なもの。平屋で囲まれているので、日も入りますし、どこか涼しげです。
風が抜け、光を内部にまで届ける中庭は京都には沢山ありますが、この客席で囲まれた中庭も目の保養になりました。

| 建築・設計について | 07:24 | comments(0) | -
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