冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
会津鶴ヶ城 多くの歴史を今に伝える
会津の旅も今日が最終日
最後は、鶴ヶ城に行きました。銀杏と紅葉とお城の石積みの城壁が美しいコントラストを見せてくれました。


会津の人々の誠の精神がお城の中の資料館でじっくり学ぶことができます。


東日本大震災で壊れた一部の石積も改修が終わり、見事な景観を見せてくれました。






戊辰戦争で新政府軍の総攻撃に耐えた天守閣も明治に取り壊され、新しいお城は歴史を伝える資料館として昭和40年新築され、その後幕末時代の赤い瓦に葺き替えられて今の姿になっています。




天守閣からの眺め。歴代の会津の殿様もこんな景色を眺め、いろいろと考え事をしていたんだなー。
| 建築・設計について | 11:38 | comments(0) | -
会津さざえ堂 昇って下る不思議な建築
では、内部へ。
正面庇と竜が踊る入り口から左へ、時計回りで昇っていきます。



スロープ状で床には滑り止めの桟木が打ち込んであります。
開口部も斜めにあがっていきます。
天井は低いのですが、実はこの天井が、下るときのスロープの床なんです。


さらにクルクルと昇ります。窓からは遠く会津の街が見えます。


で、これがてっぺん。
どうやって上りと下りが交差するのかがこの建物の最大のポイントかと。
なるほど、ブリッジなんですよ。


この聖なる場所からまた下るわけです。




天井には6角形の天板があり、この建物が6角形だとここで解ります。


で、今度は下り


建物の中心にたいして開口部があり、そこから昇るスロープがみえます。
この隙間が、唯一反対の動線を覗けるスリット

昇って下る。この行為は今の現代建築で使うとすると美術館か、図書館か・・
ニューヨークのライト設計のグッケンハイム美術館もスロープの建築ですがライトはこの建物を参考にしたかも・・・?
上下を移動する行為は、気持ちを高ぶらせますよね。その気持ちの動きを上がって下るまで持続させる建築なんて、世界にこれ一つかもしれませんよ。
いやー、楽しい建物でした。

で、帰りの出口は、豪華な入り口の反対側にこれはさりげなく着いていました。
| - | 09:34 | comments(0) | -
会津さざえ堂 二重螺旋階段の面白い建築
会津のさざえ堂は前から行きたかったんですが、今回その夢かない体感することができました。





外観からして変でしょう。
螺旋階段のスロープがそのまま外観にも表現されていて、斜めに上がる庇とその下の開口部も次第にスパイラルアップしていきます。
この6角形にして変化にとんだ外観。見たことないです。
スパイラルアップするその動きのある外観は、運というか気が上に上がるイメージで、躍動感があります。


入り口部分にかかる庇もボリュームがあってどこかアンバランスなのが魅力か。



良く見ますと、竜がうごめいていて、ちょいとびっくり。



入り口はここからです。
2重らせんというのは、螺旋状にスロープを登っていきまして、てっぺんから今度は下りのスロープになっていて、昇る人と下る人がはち会わないのであります。
小さい建物ながらなんでこんな面白いことを考えたのか。
人が入ったら出るまで会わないとすると出口はどこなのか。
さあ、中に入って行きましょう。
| 建築・設計について | 00:06 | comments(0) | -
東山温泉向瀧 山を背負う庭
山を背後に背負い、その斜面に対して建設された旅館でして、その斜面を上手く庭として取り込み、下の客室からは見上げ、上の客室からは庭を介して奥の山が見えと、自然を存分に感じられるようになっています。





庭に引き込まれた川の水を池とし、その池に浮いたような建物と、その向こう側の斜面に登っていく建物が立体的に見られるこの景色が一番好きですね。
変化のある建物は見ていても、体感しても面白い。




お庭も実にうまく造園されています。朝霧が少しかかるお庭に降りて、階段を登って散策するのもこのお宿の楽しみのひとつ。
向瀧は、その掃除の行き届いた感じからもわかるように、サービスは最高で夜・朝の部屋食も美味しく、温泉も良い。建物とここで働く人達の全てを含めて最高のおもてなしをうけることができました。
| 建築・設計について | 10:05 | comments(0) | -
東山温泉向瀧 庭に開かれた廊下 素敵な客室までのアプローチ
建築を考える時、敷地に入ってから建物までのアプローチ、そして玄関から主室までの移動する空間が私にとっては非常に重要なファクターです。このアプローチが建物の良し悪しを決めるとも思っています。外から中に入るその結界が緩やかにスムーズに繋がるのか、それともしっかり遮断された結界で全く違う世界をつくりあげるのか。安心してくつろげる空間までの序曲と言いますか、食事にたとえると前菜の部分、ここが上手く解けると、あとはスムーズに設計できていくのです。敷地や建物規模が小さい場合も、この導入部分を考えるのに一番時間をかけます。
さて、向瀧。



大きな間口の玄関から入り、部屋まで通されるのですが、その廊下が楽しい。
先が見えたり隠れたり。90度に曲がったり、きれいな庭が見えたり。


床も窓も全てが清掃が行き届き、磨き上げられてぴかぴか。2年前と同じ美しさ
空気がとても透き通っていて気持ち良いんです。


途中には立体的な中庭を見上げる腰かけがあり、お風呂あがりは、ここで佇んで庭をボケーと眺めたりおしゃべりしたり。建物の中にある道としての廊下。




しばらく長い廊下を歩くと突き当りに廻り階段。先が見えないのが良い。


一枚板のぴかぴか階段。従業員の皆がこの建物をいかに大切にしていることか。
最近の住宅の階段は、集成材の階段ですが、やはり1枚板は迫力あります。


真っ直ぐのぼって振り返ると次の階段が見えてきます。このワクワク感一杯の動線はどうでしょう。先が見えない期待感とでも言うのでしょうか。昇っていくときに人の気持ちは高ぶります。ここまできたらもう気持ちは外界と離れ、遊びの世界に入っています。立体的な階段と空間構成はその気持ちの変化を見事に捉えたものでした。


更に昇ったところに今回の客室がありました。
お風呂は1階なので、この階段は何度か上がり降りしましたが、それは楽しいものでした。きっと子供はもっと喜ぶな!
| 建築・設計について | 10:21 | comments(0) | -
東山温泉向瀧 老舗木造旅館に泊まる
東山温泉の向瀧。2年前にも訪れました。今回2回目。いつ見てもその姿には感動させられます。一般建築は、一度訪れると2度目の感動は無いのですが、よく考えられた優れた建築は何度訪れてもその時々で学ぶものがあります。
この向瀧もそういう意味からも名建築。日本の自然素材を用いた建築は経年変化して味わいが増し、その刻まれた時間の蓄積が感じられるのがうれしい。

朝早起きして散歩しながらこの建物を眺めるのも楽しいです。
朝日が後ろの山に当たって綺麗でしょう。










大小の屋根の重なり。文節されたヒューマンスケールの建築群。濡れた赤褐色の瓦。中庭の緑と、奥の山々に囲まれた自然を感じる建物。遠近感があり、拡がりが感じられる配置。
見ていて飽きません。
| 建築・設計について | 00:30 | comments(0) | -
猪苗代湖と磐梯山と裏磐梯の紅葉
磐梯山はどっしりとしていて好きですね。猪苗代湖からは、全容が見えるし、その形も良いですよ。湖は海と違って静かだし、天候に左右されないし、塩害は無いし、もし住むなら湖の近くが良いなと思います。
ぼやっと湖面を眺めているだけで、心が落ち着きます。





裏磐梯の紅葉


ロープウェイで山頂に向かいます。葉が落ちるとすぐ雪が降り、今度はスキーシーズン到来。短い秋を楽しみました。











| - | 00:13 | comments(0) | -
国宝白水阿弥陀堂の美しい柿葺きの屋根
どうして平安時代にこんな美しい建物ができたのでしょうか?。プロポーションを良くするには大きく屋根をはね出す必要があり、その為に隅の部分は特に力学的な考えと技術が必要で、それが今になっても十分耐えうる建物として存在している。先人の知識と技術には頭が下がります。








| 建築・設計について | 00:52 | comments(0) | -
いわき市願成寺の国宝白水阿弥陀堂
いわき市白水町にある国宝白水阿弥陀堂を見学しました。平安時代に造られたもので、堂内には阿弥陀如来を中心に5体の仏像が納められています。極楽浄土を表す庭園は、昭和40年代に復元されたものですが、俗界と極楽浄土をつなぐ2つの橋、山を背負った阿弥陀堂、蓮の浮かぶ池に移る山と木々の緑という具合に、これぞ極楽浄土かと思う素晴らしい景観でした。



橋は、俗界と極楽浄土をつなぐもの。










大きくはね出した軒。それを支える組物。勾配のきつい杮葺きの屋根。
絶妙なバランスを保ち、安定感のあるどっしりとした外観です。
| 建築・設計について | 09:35 | comments(0) | -
いわき市三崎公園潮見台から小名浜港を臨む
いわき市の三崎公園に行き、潮見台から太平洋を眺めました。
太平洋に大きくはね出した展望台からは、眼下に波のたつ太平洋を身近に感じることができます。



見えるのが復興現場が活気ある小名浜港





| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
土木の力 小名浜港物流ターミナル建設
大震災でかなりの被害を受けた小名浜港は今土木の事業が活発に行われていました。沖合に物流のターミナルを作り、そこまでの幹線道路を建設中で、海を渡るブリッジがだいぶできていました。ガラス張りのアクアマリン福島の奥に伸びるブリッジを見ますと、日本の土木の力を感じ、復興のひとつの形が確認できます。








| 建築・設計について | 13:34 | comments(0) | -
まだまだ残る傷跡 福島県富岡町
いわきから車で海岸線を走りました。一昨年は、がれきが海岸沿いに積み上げられ、流された木造の家屋の基礎だけが無残に残っていましたが、がれきは袋に詰めて整理され、海岸沿いは建設機械で一杯でした。新しい堤防工事があちこちで行われていましたし、残されていた基礎もだいぶ撤去され、整地も進んでいました。Jビレッジから先の道路も開通し、幹線の除染がかなり進んでいました。
しかし、その先の富岡の方はまだまだ。幹線道路からひとつ道を入ると、あの時そのままの状態で町が残っています。

富岡駅にも寄ってみました。
先の海岸では、除染工事と堤防工事の機械がさかんに動いています。
それにしてもあまりに大きな範囲なので、それは気の遠くなる工事です。
本当にこれだけの堤防工事が必要なのか。海は見えなくなります。勿論未来に対する安全で安心なまちづくりは必要なのは解りますが。
堤防を作るより、もっと街に対してお金をかけられないのか。より安全に逃げられる街というのはできないのか。いろいろな場所で沢山の人が意見を出し合い、新しい街構想が練られています。どれが正解か判断は難しい。
いろいろ考えさせられます。


畑にはまだ漁船が放置されていました。除染も山の方は手が付けられない状況です。以前人が住んでいた町に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
| 建築・設計について | 22:59 | comments(0) | -
福島第一原発で放射能と戦う建設に携わる人々の努力
建物を作るのは無から有をつくることで、創造性を発揮し、ワクワクする仕事ですが、福島第一原発の作業というのは、極めて危険な作業を創造力で行い、基に戻すというとてつもなく苦労が多い仕事です。実際に作業を行っているのは、全国から選ばれたゼネコンの社員の人達。放射線の危険性が高いので、通常は半年で交代しています。私の友人は事故直後から現場に入り、職人さんの健康管理、安全作業に対する徹底した管理を行い、今でも福島に残り日々活躍しています。
今回、その作業所事務所に訪れ、パネルで説明を聞き、今度3号機で行われる使用済み燃料をプールから取り出すための装置の現場に案内してもらいました。

パネルの左上が事故当時の上空からの写真
見事に屋根が壊れ、その屋根材がバラバラになって落ちています。
このバラバラの部材を一つ一つ機械で取り除くわけですが、近くにはいけないので、全て遠隔操作によりクレーン等の重機を操縦します。
その道のプロ中のプロが呼ばれ、モニターに向かいながら、重機を遠隔操作し、一つ一つを運び出すという気の遠くなるような作業。
どうしても、機械でできない場合は、厚く重いタングステンのスーツを着た作業員がそれこそ命がけで現場に行きます。しかし、あびる放射線が多いので、数秒という時間しか現場にいられないということも多々あるそうです。
こうした、たゆまない努力の結果、パネル写真の左下のように、やっと部材が片付いてきました。
今度は、プールに浸かっている使用済み核燃料を取り出すという新しい展開が始まるようです。






塔屋の上に大きな架台を組んで、その上をクレーンが走り、燃料を取り出すそうです。






その架台とドーム型の屋根を実際に作り組み立てているヤードをおじゃましました。
港の一部に広大なヤードがあり、そこでクレーンを使いながら試験的に組み立てる作業を行います。この作業をおこなうことで、実際にできるかどうか、問題点がないかを徹底して検証し、改良を加え、本番に臨みます。
本番では、部材をパーツに分け、港から船で第一原発まで運び、組み立てるそうです。
きめ細かい作業を慎重に行います。万が一つも失敗が許されない命がけの仕事。緊張感が絶え間なく襲う厳しい仕事。
誰だって命を危険にさらす仕事は避けたいところですが、ここで働く職人さん、現場監督は、「俺がやる!」という強い意志と責任感に溢れています。人として尊敬できる素晴らしい人達です。本当に頭が下がります。
| 建築・設計について | 21:50 | comments(0) | -
仏ヶ浦の優れた遊歩道と宙に浮く岩
仏ヶ浦にたどり着くには、木の階段を崖沿いに降りていきます。




そして目の前に現れる美しい景色。


ここには優れた土木による遊歩道が設けられています。
うねる遊歩道は自然に相対することなく溶け込んでいて、波を想像させるデザインでとても綺麗だと思いました。




仏ヶ浦を散策していて不思議な岩を発見
宙に浮いているではないですか。



岩まで浮く仏ヶ浦。摩訶不思議な世界です。
| 建築・設計について | 08:08 | comments(0) | -
むつ半島仏ヶ浦の絶景 自然の造形美
下北半島に来たなら仏ヶ浦でしょうということではるばる訪れた仏ヶ浦。思った以上に素晴らしかった。自然の織りなす造形美で、本当に仏様が並んでいるように見えます。

建築は自然から学べ。とよく言われますが、この躍動感と存在感は脳裏に焼き付きました。










| 建築・設計について | 00:11 | comments(0) | -
本州最北端の大間岬 マグロに会えるか?
青森での仕事があり、そのついでに足を延ばして本州最北端大間岬まで行ってきました。遠くには北海道も見えます。
大間と言えばマグロの一本釣りが有名ですが、大間で採れる高級魚はほとんどが東京築地に運ばれるようです。
綺麗な海と青い空。広いな日本









こちらは本州最北端のおみやげ屋さん







| 建築・設計について | 07:34 | comments(0) | -
八ヶ岳高原音楽堂 緑の中で弾くピアノ 木の音楽堂
屋根と柱の構成の音楽堂内部からは、ガラスを通して美しい自然の木々が眺められ、演奏者も観客も緑に包まれた自然環境で音楽に浸ることができます。
大きなトップライトからの明るい光が音楽堂の中を柔らかく照らし、内部の自然木の内装が暖かく包み込みます。

演奏している方も聴く方も本当にリラックスして聴ける最高に気持ちの良い音楽堂だと感じました。






こちらは、ホールの受付。屋根には大小のガラストップライトが付いていますが、この受付の上に小さい方のトップライトからの光が注がれます。




ホワイエから見る外の景色。
遠くの方まで視線が伸びる造園計画も素晴らしい。


大きな横長の開口部にはこの障子が入ります。普段は壁の中にしまわれています。廻りの木立をイメージした桟が綺麗でしょう。


このホールの為に設計された折り畳みの椅子。座り心地は最高に良かった。

| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
八ヶ岳高原音楽堂 吉村順三設計の6角形の屋根が美しい
八ヶ岳高原音楽堂です。
標高1500mに建つ、音楽堂で、その姿はいつ見ても美しい。
大きくはね出した屋根、頂点に据えられたトップライト、低い庇。
形は6角形を2つ合わせたものですが、フランクロイドライトーレーモンドー吉村順三と引き継がれた建物が持つ本質的な美の空間が繰り広げられます。

森のアプローチから視界が拡がり、この形が目に飛び込んできます。
少し高いところに配置されているので、少し見上げる感じ。心も高ぶりますよね。実にうまい導入部。


自然の中に溶け込む昔ながらの家の素形をしているので、安心してみることができます。けっして派手なデザインではないのですが、このさりげない建物をいざ設計するとなるとなかなかこの領域に達するのは難しい。本当に考えつくされた形態なんです。シンプルですが味わいがある。表だけのデザインではない、奥が深いデザインです。






大きな全体ボリュームを決めたら、あとは屋根のデザインが外観となっている屋根の建築




外から見ると柱と屋根で構成された建物に見えます。
| 建築・設計について | 09:56 | comments(0) | -
豊島横尾館 横尾忠則の生と死の館
豊島で一番新しいアートがこの横尾館

色ガラスの向こうには枯山水の庭が拡がりますが、石が赤く塗られ、池はブルーとイエローのモザイクタイルとかなりけばけばしいものですが、色ガラスを通してみるとそこはモノトーンの世界に変わります。
生きている世界は色にあふれ、活気がありいろいろなエネルギーが渦巻く世界。一方色ガラスを通して見る世界はモノトーンで静かな世界。
面白いインスタレーションです。

| 建築・設計について | 06:53 | comments(0) | -
豊島ビッグバンブーという作品の凄さ
竹はその強さから東南アジアでは今でも足場材といて使われています。中国でも超高層建物の建築現場でさえ竹の足場ですから、そおしなる強さは相当なものです。この竹を用いた作品が豊島にもあり、このビッグバンブーがそれ。竹の林の中に浮く、船を竹で作り、そのてっぺんまで竹の通路をこしらえました。

竹林の上の方で何だかまとまったものが見えます。


こちらの竹通路を登っていきます。


途中船の旗が見え、ああ船だったんだと解るのです。




で、竹林のてっぺんに設けられた船はこんな感じ


船の先端からは瀬戸内の海が見えます。


竹林の葉を海の波に見立て、その大海原に漕いで出る竹の船
なんとも壮大な芸術ではないですか。




遠くから見るとこんな山の中ですが、良く見ますと竹林の上に船が載っています。
作者はマイク+ダグ・スターン
もともとロッククライミングが趣味な人達なんで、高いところは大好き。
見事に組み上げてました。
今は体験型ではなくなっているようですが。
| 建築・設計について | 09:37 | comments(0) | -
豊島美術館 内藤礼・西沢立衛の五感を活性化させる空間
続いて豊島へ行きました。島にはほとんど交通機関がないので電動付自転車を借りてサイクリング。この方法が最も楽しく、島の景色や空気を感じることができます。で、豊島美術館に到着。最近では最も見てみたい建築の一つでしたので、見れて良かった。



チケットセンターでチケットを購入したあと、白いオバQの建物を見ながら細いコンクリートの道を歩きます。


一旦丘に登りそこから瀬戸内海を眺め、再び下ってから建物内部へ。

中は写真が撮れませんが、白いマシュマロの柔らかい皮で包まれたような空間に入ります。思っていたよりもずっと広い広場のような空間
よくよく見ると床に水の水的がちょっとずつ流れています。
その水滴の動きをじっと見て佇む人達。
聞こえる音はその水滴が集まって小さな穴に落ちるわずかな音と天井に空いた丸い開口から聞こえる鳥の声。
風が感じられるようにその開口部に細い布が渡してあってそれが揺れます。
不思議ですが、静かにそこに寝そべっていたい感覚。柔らかい壁と天井で守られている安心感もあります。







小さいオバQはショップとレストラン
| 建築・設計について | 06:43 | comments(0) | -
海の水平ラインをそのまま建築に繋げたSANAA海の駅直島
高松から船で直島に着くとまず目にとまるのが、海の駅直島です。
海の水平線をそのまま陸へとつなぐような真っ直ぐな屋根。
その屋根が地面から浮いているような印象をうけるのは、支えている柱が極めて細いのと、構造となる壁には鏡(ステンレス)が貼られてその存在が消されているからです。
気持ちの良いスカッとしたデザインで。港に入る旅行者の心のボルテージを高めます。




| 建築・設計について | 08:26 | comments(0) | -
ベネッセミュージアム 風景を切り取る壁
日本はむかしから木の文化であり、木を利用した開放的でフレキシブルな水平に拡がる空間がどこにでもありますが、壁という文化は近代建築以降に多く使われた要素であり、その壁の存在を大いに皆に解らせたのが安藤建築ではないでしょうか。壁の厚みはとても大切で、構造としての壁の厚みが200mmで十分なところを、柱と一体にした壁とすることで厚くしたりして、その存在感を高めています。このベネッセミュージアムは完成して20年以上経ちますが、壁を勉強するにはとても良い教材です。
風景を切り取る壁や結界としての壁。意識を壁の向こうの世界へと導くその配置計画も優れています。











宿泊部分は軸を少し振ることで、瀬戸内海が180度視界に飛び込んでくるように配置されています。


内部の吹抜け空間
| 建築・設計について | 15:31 | comments(0) | -
ベネッセハウス 海を臨むレストラン
こちらは、海岸沿いに設けられたレストラン。
平面は単純な長方形、屋根は切妻で単純な外観ですが、宿泊棟と同じシンプルで力強い木造の架構が並び、整然とした美を感じることができます。













レストラン前のテラスからは、こんな感じで海を眺められます。
わずかな時間でも良いのでこんな何も考えないのんびりした時間を持つと、また活動するエネルギーが湧いてきますよね。
日常の慌ただしい生活の中でもちょっとした空間は生きる上でとても大切です。
| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
水とコンクリートのベネッセハウスパーク
こちらがホテルの玄関ホール


廊下の空間





いくつかの建物が通路でつながれていて、内部をあるいているといつの間にか外部に出たり、いろいろ考えてます。
基本コンクリート打ち放しの壁、そして水盤




コンクリートの門型フレームの向こうは滝の壁
| 建築・設計について | 22:00 | comments(0) | -
ベネッセハウスの庭でニキ・ド・サンファールや草間彌生のかぼちゃに触れる。
広い海の前の広場にはニキ・ド・サンファールの色艶やかな作品が点在し、じっくり鑑賞することができます。色のある作品と色の無い安藤さんの建築の取り合いもまた見どころかもしれません。





腰かけという作品


なかなかユーモラス。丁度人の大きさなので親近感を感じます。綺麗な服。元気が出てきますよね。


こちらは草間彌生さんのかぼちゃ
海にぽつんとあるのを見ても何となく可愛らしく愛着が出ます。



| 建築・設計について | 00:00 | comments(0) | -
ベネッセ直島ベネッセハウスのパークに泊まる
直島の宿泊施設ベネッセハウスのアートに泊まりました。設計は安藤忠雄氏
入り口を入ると、目の前に広く青い瀬戸内の海が拡がります。





コンクリートのスラブと、木造の屋根・外壁
シンプルな木造架構ですが、トラスの力強い構造体をそのまま表すデザイン。屋根と壁に空いた細いスリットから上手く光を採り入れています。






広いベランダはこんな感じ。隣との遮蔽の壁は低いガラスですが、遠近法で向こうの端まで見渡せて開放感があります。プライバシーと開放感。難しい選択ですがここは開放感を優先。
| 建築・設計について | 00:08 | comments(0) | -
クロードモネの睡蓮の池を実現した綺麗な池と地中美術館
クロード・モネは、印象派を代表する画家で連作の睡蓮は光の美しさで有名ですが、その睡蓮がここ地中美術館でも見ることができます。
見学者は、チケットセンターでチケット購入後徒歩でしばらく歩いて美術館に入るのですが、その途中にモネの蓮池のイメージで作った本物の池があります。
睡蓮はもちろんのこと、綺麗な色とりどりの花が上手く植えられ、その道を歩くだけでとても幸せな気持ちにさせてくれます。










昔安藤さんが、今度は設備機器があまり天井に入らない建物を建ててみたいと言われてましたが、この地中美術館は基本自然光による美術館。夜になると閉まります。モネの絵も白いタイルの床がある天然の光だけで見る部屋で、その絵の色彩をありのままに鑑賞することができます。


地中美術館のコンセプト模型


この坂道を登って美術館に入っていきます。

| 建築・設計について | 10:55 | comments(0) | -
李禹煥美術館 安藤忠雄のコンクリートの壁

入り口はコンクリートの壁が切れているところ。

3枚のコンクリートの壁で囲まれたアプローチをいったり来たりして中へと入って行きます。
安藤建築のすごいところは単純な形態の中に深い思想を盛り込むところかもしれません。
ただ歩くとつまらない壁なんですが、そこは一人で空と挟まれた壁の威圧感、そして壁に落ちる光を感じながら進んでいただきたいな。







| 建築・設計について | 08:21 | comments(0) | -
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