冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
ジェフリー・バワ 自邸 33rdレーン(2)スリットからの光が美しいガレージ
車の隣を抜けていくエントランスなんですが、このガレージの光の入れ方が綺麗なんです。天井と壁との接点に細いスリットのハイサイドライトが設けられ、しかも細工のある格子が組み込まれています。


玄関のドアは、ガラスのエッチングで絵が描かれています。ステンドガラスのように光は通しますが外が見えないのでプライバシーは保てます。

置いてある車もインテリア。全てに妥協無しですね。


見事な職人技




こちらは、2階へと続く階段です。
白い壁にスチールの細い手すりが印象深く残ります。
そして左は植栽のあるベンチ。



| 建築・設計について | 01:00 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ 自邸 33rd レーン 光の住宅
さて、このスリランカバワの旅もいよいよ終わりに近づきました。
バワの住宅33rdレーンです。
住宅街のドンづまりにあるこのバワの住宅。一部2階建て、その他は平屋。
光と影が織りなす、壁で囲まれた住宅です。





木のガレージ門扉


中に入りますと、白い空間
そして光そそぐトップライトと壁からのスリット開口。やさしい緑
前には通路。その奥にも光のトンネル


入った瞬間にこの家は素晴らしいと思わせる空気が感じられます。
| 建築・設計について | 09:26 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ パラダイスロードカフェ(4)テント幕の天井、レンガの壁、木の柱、スチールの骨組み
この外部空間のテラスですが、バワ事務所として使われていたときは、単なる庭でした。そこにうまく溶け込むように作りこんだのはパラダイスロード。実にうまいインテリア、いやエクステリアか。
天井は鉄骨のフレームに幕の屋根。





重厚な中庭に軽快なフレーム構造が実にかっこ良く納まっています。


昔の煉瓦の壁をうまく見せながら、歴史を感じさせるテクニックもにくいほど決まっています。こんな煉瓦壁作りたいですが、新しく作るには相当の腕がいります。


これは2階に上がる階段


インテリアも素晴らしい。
| 建築・設計について | 00:31 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ パラダイスロードカフェ(4)風を感じるカフェテラス
さて、ここでカフェへと入ります。
いったん中に入るのですが、外にもテラス席があり、そちらのほうが気持ちよさそうでしたので、そちらでランチを頂きました。









気持ちの良い外部テラス席
| 建築・設計について | 19:04 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ パラダイスロードカフェ(3)アートギャラリーとなる中庭
この中庭はまさにアートギャラリーです。右には美しい絵画。その絵画と水盤を眺められるベンチ。煉瓦の壁と大きなアート作品。どこをとっても絵になる場となっています。





軒にあたる水盤に反射した水の文様


煉瓦壁側を見る。正面はベンチ。ここに座って水盤越しに絵画を見るのも良いです。







| 建築・設計について | 00:26 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ パラダイスロードカフェ(2) 狭い通路を抜けた先にある水盤のある中庭
ここからのアプローチがまた圧巻。建築は内部空間が一番なんですが、外部から内部に向かうそのスペースがその建築の質というか格というか価値を決める重要な部位であることは間違いありません。日本の建築も海外のものもそこは同じ。
さて、パラダイスロードのアプローチ。大きなアーチをくぐり、駐車スペースの大きな中庭に入り、そこからまた狭い廊下に入ります。その先には光が見え、思わずそのに向かって足が進みます。





そして水盤のある屋根がかかる中庭が現れます。ウーン感動


水盤の幅は通路と同じぐらいですが奥行があり、天井屋根のスリットも同じように縦に長いスリット状の開口となっています。
両側はまた屋根の無い庭で、しかも壁で閉鎖された本当に静かな空間を作り出しています。


水盤は通路で囲まれ、右は絵を飾るギャラリーとなり、左もまた煉瓦壁を見ながら進めるようになっています。

この中庭空間は本当に気持ち良かった。
| 建築・設計について | 00:08 | comments(0) | -
ジェフリー・バワパラダイスロードカフェ バワのオフィスとして使われていた邸宅
パラダイスロードカフェです。元はバーソロメウズ邸、そのあとバワのオフィスとして使われていたのを、パラダイスロードが改修して、今は素敵なカフェとなっています。
道路に対して大きく開かれたアーチの門型開口を入ります。









中は屋根の無い大きな中庭でここが駐車スペースになっています。


入り口アーチを振り返るとこんあ感じ






さりげない狭い玄関に導かれるように内部へと向かいます。
| 建築・設計について | 10:18 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ シーラ・マラカヤ寺院 光を遮る木のルーバー
大聖堂は、木の縦ルーバーで囲まれています。光は直接入らず、水に反射した光がスリットを通して入ったりして、中でお参りする人に程よい光を提供します。



ピカピカに磨かれる床
そしてその床に反射する光






細かいディテール
斜めに傾斜をつけるのも、内部からの空間の広がりを考慮してのことです。
ちょっとしたアイデアが素敵な場を作り上げていきます。




よく見ますと、この縦ルーバーの壁は床から立ち上がらず、キャンチレバーで大きく跳ね出された桁の上から作られています。
陰影ができて、遠くから見ると、地面からも浮いているように見えます。
| 建築・設計について | 08:27 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ シーマ・マラカヤ寺院 水に浮いた寺院建築
スリランカコロンボのベイラ湖に浮かぶ寺院です。中央の大聖堂、説法堂、祭壇付き菩提樹の演壇の3つにより構成される建物です。

中央の大聖堂


大聖堂と説法堂


橋を渡ってアプローチします。







| 建築・設計について | 23:56 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(8) 部屋は家具で決まる
外とのつながりを持った部屋。自然を風と光で感じる部屋等々スペースとしての部屋はできますが、その部屋の価値を高めるのも下げるのも家具次第となります。バワはみずからの空間をより完璧なものにするため多くの家具の設計もしています。そうすることで、全体のまとまりが完成するのですね。









| 建築・設計について | 00:26 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(7) 円形ホールが美しいスパ
リゾートホテルのスパにたいする力の入れ方は半端ありません。まあ日本で言いますとやはり浴室に力を入れるということと同じなんでしょうか。裸になって完全に非日常空間で癒される。ここはホテルの肝なんでしょうね。
さて、このブルーウォーターホテルのスパ棟も面白い。平屋の建物の廻りに土を盛りまして芝生を植えて古墳のような形になっています。建物と言うより大地の中にはいっていくような感じですか。



切り取られたエントランスに向かいます。






先に緑が見えてきます。




現れたのは円形のホール
この円形ホールを中心にスパの個室が配置されています。


トップライトからの光が石の床を照らします。


唯一外に向かって開けられた開口部は、円形をした壁を介して外とつながります。
なかなか、このエントランスアプローチも物語性があって楽しいでしょう?

| 建築・設計について | 09:08 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(6)光が注ぐ気持ち良い廊下
海側ではない部分もそれはそれはよくできています。
ゲストはオーシャンビューなので廊下は庭側を見て歩くわけですが、そこも単なる片側廊下とはいえ、自然がいっぱい目に飛び込んでくる配置計画がなされています。







3階の廊下は、屋根の構造が見えます。


こんな落ち着くスペースもあり、バワの設計の豊かさが表れています。


手すり壁もこんなに太いので安全


階段は柔らかく、優しいでしょう


芝に落ちる木陰も絵になります。
| 建築・設計について | 11:39 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(5)葦簀で目隠ししたシャワールーム
泊まったゲストルームです。

窓からは、インド洋が見えます。






扉を開けると水回りがありますが、そこはガラス貼り
中に葦簀が貼られていて、光は通しますが中は見えません。
確かに今のホテルはガラスにしてベッドルームからシャワールームまで見通せる仕掛けが多いのですが、やっぱり少し落ち着かないですよね。
光は通すが視線はさえぎる。これも一つの方法です。


荷物置き場も最少スペースの中で考えられています。



| 建築・設計について | 08:06 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(4)大きなプール そして海へと繋がる芝の庭
ホテルの名前になっているブルーウォーター。大きなプールが庭一杯に拡がっています。

エントランスホールからお滝の水はプールへと注ぎ込まれます。








庭へ、そしてインド洋へとつながる通路






そして目の前に広がるインド洋です。



| 建築・設計について | 01:33 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(3)水盤で囲まれたフロントエリア
さて、水盤と芝のプロムナードを進みますと、左手にフロントが見えます。

シンプルなカウンター。でも後ろの壁にはコブラです。

フロントカウンターと対象に、ゲストのウエルカムスペースがあります。
こちらで、まずはジュースを頂き、お部屋へと案内されていきます。



ここのウエルカムスペースからの遠近法による水の景色も抜群です。





水が右の方から滝状に流れ、その水がプールへと注ぎ込む仕掛けです。




プールの先から、そのウエルカムスペースを見返すとこんな感じ


これだけの長いパブリックな空間をとれるのは、土地の豊かさもあるわけですが、それにしても気持ちが良いのです。
| 建築・設計について | 01:53 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(2) 芝生と水盤の庭
もういちどゆっくりこのエントランスプロムナードを見てみましょう。
玄関扉を開けますと、中央の屋根の架かったストレートな廊下の両側にはまずしずかな水盤。そして綺麗に手入れされた芝の庭が拡がります。
そのストレートな廊下を歩くのですが、実に気持ち良いのです。



建物は実にシンプル。でも空間は豊か。やっぱこうでないとね。時間が経っても古さを感じない。安定したデザインがそこにあります。







廊下の床はコンクリートに黒ぽい塗床。そして反射する水盤。目に優しい芝の緑。実にこのコントラストがしっくりきます。


| 建築・設計について | 07:50 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ブルーウォーターホテル(1)プールそして海へと真っ直ぐ伸びるエントランスプロムナード
さて、次に訪れたのはブルーウォーターホテル。ここは、津波で大きな被害を受けましたが、ようやく修復も終え、元の形dの営業をされています。海とプール、そしてエントランスが真っ直ぐ水平面で繋がるホテルです。
では、アプローチから。大きな車寄せから中へと入って行きます。







木製の重厚な両開きの扉が開かれると、真っ直ぐなプロムナードが待ち構えています。


両側の芝生の庭を眺めながら進みます。
距離が長いのでとてもパースペクティブ


左がわにフロントがあり、右側に受付ロビーがあります。ここはまっすぐ突き抜けていきます。


先にプールのブルーウォーターが見えてきます。


ブルーウォーター。その向こうの芝生の先はすぐにインド洋の大きな砂浜が続いています。
| 建築・設計について | 07:32 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(17) 海を見下ろすホテル
このライトハウスは、最初のブログで紹介したガンダラマホテル完成後に設計されたホテルです。カンダラマは余計な装飾を剥ぎ落したモダン建築。そしてこのライトハウスはコロニアル風の屋根に載せ、その雰囲気を随所に散りばめたもの。どちらも主は自然であり、建物が従である考えはかわりません。その土地が持つ最大の魅力を見つけ、そこに建築を据えることで、自然の魅力をより身近にストレートに感じることができる。建築の持つ力を存分に発揮した秀作ですね。










| 建築・設計について | 07:17 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(16)アラビア風の板戸があるスウィートルーム
スウィートルームをみせてもらいました。
こちらはアラビア風。
外部バルコニーに面する大開口に部屋内に折れ戸が遮光の為取りついていますが、その板戸が細かい細工が施された装飾品になっていました。





こちらが外のベランダ


バワはこのモチーフを時々使っています。




海に向かって大きく放たれた窓はこのホテルのゲストルームの特徴の一つですね。
| 建築・設計について | 10:30 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(15)ラキ氏の彫刻手すりと、骨太の木の手すり
手すりも軽快な物から重厚な物、鉄やアルミという金属手すりから木の手すりまでいろいろあります。今はスチールの手すりにはまっていますが、木のがっしりした手すりも安心感があって良いものです。
バワの木の手すりはこれまでのブログにも沢山でてきましたが、シンプルで太くて綺麗だと思います。
一方ラキさんの手すり。これは勿論彫刻なわけですが、設計者と彫刻家が見事にタッグを組んで仕上げたものだと思います。











木の手すりが床からはいあがっているでしょう。簡単そうに見えますが、なんせ木ですから、メンテも考えていろいろ裏技がありそうです。



| 建築・設計について | 00:18 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(14)チークの天井 装飾された美しい天井
建物の天井をどうするか? 住宅の場合は、壁と同じ仕上げの塗装か左官による天井とするか、木構造をそのまま表した架構に木の板を貼ったものにするかどちらかになりますが、バワの場合はそこに伝統的な装飾天井が加わります。
まずは、海を見ながら食事するダイニングの天井

赤とブルーを用いた現代アートのような天井です。
白い構造体に囲まれている部分に施されていますが、ダイニングのような人が集まるところにはもってこいの仕上げかもしれません。




次は高級チークの板を貼った天井。渋い落ち着いた色がたまりません。


こちらは、バーの天井。伝統的な装飾の天井です。
こちらも、いろいろな意味を探っていけば、深い意味が解り、楽しめそうです。




スパで寝転がったときに見える天井


こちらはモダンな白い天井。

それぞれ意味のあるところで、うまく使い分けると、それだけで空間が豊かに変身します。
| 建築・設計について | 00:35 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(13)海を眺望するメインレストラン
この水盤のパティオの廻りのメインレストラン、そしてバーが配置されています。



屋根の下に白いグリッドの柱・梁状のフレームで構成された内部インテリア




夜のバーです。


ここには大きなテラス席があり、ご覧のとおり、広大なインド洋を眺めながらのお食事もできます。



| 建築・設計について | 11:18 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(12)水盤のあるレストランコートヤード
やはりバワと水は切っても切れない関係があるのでしょう。どんな建築にも水というファクターが必ずどこかに使われています。このライトハウスでもプールそしてエントランスの床、さらには最上階のレストラン・バーのコートヤードにも水があります。このコートヤードはかなり大きな水盤で占められています。海の見えるレストランや、ゲストルーム。そして中庭には水盤。人にとって最も大切な水を見事に建築に取り入れています。











床のオレンジ色のタイルがまた綺麗なんです。
やっぱり自然素材には勝てません。
| 建築・設計について | 11:19 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(11)外のシャワー・バスタブが気持ち良いスパ
この水盤があるパティオは、待合でもあります。ここを中心に4つのスパルームがあり、そこで癒されるというわけ。

水盤は噴水になっていて、水の波紋がまたまた心を落ち着かせます。



さて、スパルーム



こんな風に開放的。外部は壁に囲まれているのでプライバシーはちゃんと守られています。


簾が光を上手く遮ってくれます。


外にはバスタブ


おひさまの光を浴びて入るバスは本当に気持ち良いでしょうね。
ちゃんとレインシャワーもあり、このスペースはどこかで引用できそうです。


そしてプライベートなプール
心も身体もしっかり癒してくれる装置が揃っています。
| 建築・設計について | 07:18 | comments(0) | -
ジェフリー・バワ ライトハウス(10)水盤を湛えたパティオと海に抜ける癒しのプール
さて、スパ棟へと向かいます。この建物は新しい建物ですが、バワの精神を実に見事に受け継いでいて、これまた感動の連続でした。
まずは入り口。長い廊下を歩いてきた突き当りにこのスパ施設はあります。



大きな開口部の向こうにはプールが見えます。


手前には光が注ぎ込むパティオ




水盤の貼られたパティオ
この大きさがとてもヒューマンスケールで心地良いのです。
柱間隔は、4.350mm 水盤の大きさは2.550mm、丁度屋根の開いている部分と同じ寸法で作られています。
そして重要なのが天井。4本の柱をつなぐ梁の下端で2.650mm
屋根の先端はそれよりも下がってきます。
閉じられた空間ですが、大きな開口で海へと繋がるので、とても気持ちが良い。
開口部から見える海は額縁で縁とられた絵のようです。




ザブーンと飛び込みたくなりますでしょう?


プールから入り口を振り返りますと、先の廊下に丸い開口が。
スパの帰りも楽しくなる、優れた建物です。

| - | 08:05 | comments(0) | -
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2015 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • インスピレーションとオリジナル
    ヒゲのなくなったヒデちゃん (06/03)
  • インスピレーションとオリジナル
    snow (06/02)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    ヒゲのヒデちゃん (04/26)
  • ふるさとあおもり景観賞 民間建築部門最優秀賞にみちのく銀行むつ支店が選ばれました
    snow (04/25)
  • ジェフリー・バワ ジェットウイングラグーンホテル(5)ラグーンを見ながらディナー
    tp nakano (09/08)
  • ジェフリー・バワ ベントタビーチホテル(1)石の壁を進む考え抜かれたアプローチ
    tp nakano (06/01)
  • ル・コルビジェ カップマルタンの別荘
    りよう (05/13)
  • レム・コールハ-ス ディー&チャーリーズウイリーセンター
    Tom (09/24)
  • リカルド・レゴレッタ カミノ・レアル・メキシコ(1)
    山田俊彦 (09/14)
PROFILE

ページトップへ戻る