冨田秀雄の設計日記

家づくりへの想い、考え、そして私的な内容を綴ったブログです。
リビングから中庭を眺める 雪見障子の楽しみ方 漆の床
中庭をリビングから眺めるのですが、ここには雪見障子を入れました。
ソファーに座った時に、腰から下の部分の障子が上に動い、庭の地面のところが見えます。障子を開けたり閉めたり、雪見障子を上げ下げすることで、中庭のいろいろな景色を楽しむことができます。障子からの柔らかい光は、やはり日本の伝統の光です。
障子を閉めたところ。夕方陽が沈み、しだいに闇になっていくとき、この障子を介しての時間は、陰影礼讃の世界をもたらしてくれます。

障子の下半分を開けて庭を見ます。

一番見える状態

ダイニング方向から見た中庭と障子の組み合わせ



床の材料は、タモ材に漆塗り。漆は京都の漆工芸家の方にお願いして材を送って京都で塗ってもらい、現場で貼りこんだものです。
足ざわりが良く、色もまだまばらですが、経年変化でとても奥の深い色に変わってきます。漆は昔から日本で使われてきた自然塗装材。戦国時代のかぶとにも鎧にも塗られていて、雨にも強い材です。
光が反射してとても美しい床になりました。

こんな障子額縁も良いでしょう。
| 建築・設計について | 09:09 | comments(0) | -
設計はスケッチから  リビングから中庭を見る
住宅の中でもっともくつろげる場所は、やはりリビングでしょう。そこにソファーを置く場合、そのソファーに腰かけて、どういう景色や建築空間に包まれた時に、あー気持ち良いなーと感じる場面というか空気感はどんなものか。その答えは建物によってそれぞれですが、その解答の一つを見出すことが設計の醍醐味みたいなところだと思います。もちろん玄関からはいってその場所に至るアプローチ、移動することによって次々に変わる場面も大切なんですが、住む人にとってはやはりリビングかな。
ということで、そのリビングから中庭を見た時のスケッチを企画段階で描きます。
それがこのスケッチ
中庭の向こうには部屋が見えますが、これは玄関脇の和室。
その窓や、腰掛のバランスや、玄関扉との関係を考えて描きました。
向こう側の和室は平屋なので、屋根がリビングから見えます。

そしてできたものはこんな感じ
障子はこの状態が一番開いたところ。
| 建築・設計について | 09:35 | comments(0) | -
玄関の脇に設けた和室 太鼓貼り障子は行灯のよう
和室は少なくなりましたが、不意の来客、来客の宿泊、着替えの部屋、子供達の遊び場にはとても重宝。ただ、普通の日は使う頻度が少ないので、できればその空間を見せて広く感じるようにしたい。そこでそういう和室は玄関の脇にしつらえ、大きな玄関ホールの一部と考えました。
右側が和室

和室には障子を設置。玄関ホールと分けます。
普通の障子では無く、両面に障子紙を貼り付けた太鼓貼りの障子としました。
こうすると障子の表と裏が無くなります。
和室から玄関を見たところ

閉めた障子
これで何だかホンワリとした場が作れます。

こちらは玄関ホールから、閉じた障子を見たところ。
和室に光が入りますと、行灯のように障子の壁が浮かび上がります。
| 建築・設計について | 13:01 | comments(0) | -
玄関前には中庭を眺め、荷物も置けるベンチ

中庭を眺めながら右に廻ると、引き戸の玄関扉となります。
玄関の扉の前には荷物を一時的に置けるベンチを設置。
ここに座って中庭の水鉢の水音を聞くのも良い。
そんなちょっとしたゆとりの時間を感じられるスペースを設けることは、とても大切です。

玄関の引き戸を引くと、正面に丸窓。
丸窓の下は収納です。大きなシューズインクロークがあるので、玄関に靴が並ぶことは無く、いつもすっきり綺麗。

玄関に吊るされた行灯は、クライアントさんが京都で買い求めた骨董品。
今ではこんな優れたデザインの照明はどこも作ってないので、昔のものを求め、それを上手く活用するのも、手法の一つです。
玄関の照明は照度を落とし、やや暗め。
落ち着いた雰囲気が、心を鎮めます。
| 建築・設計について | 07:01 | comments(0) | -
設計はスケッチから  中庭と玄関アプローチをつなぐ
門から玄関に入った時に目の前がパッと開けて外が現れる。そんな光景を想っていました。一昨年スリランカのジェフリーバワの建築を見学しに行ったとき、アプローチの巧みなデザインにかなり刺激を受けました。内部と外部が溶け込む場を、エントランスアプローチに設けることで、ワッと気持ちが変わる。そこは外部と異なり、静かで落ち着いた場所です。京都の町屋もいくつか訪れて、同じ感覚を味わいました。それをこの住宅にも取り入れたわけです。

中庭に面するのはリビングと、シューズクローク。
リビングから見た時に、玄関側が2階建てですと、大きな中庭にしないと光は1階リビングにはいりません。従って玄関側(スケッチの手前部分)は平屋です。
天井を低く抑え、視界が中庭の緑に行くようにしました。
できた空間はこんな感じ。
今は、手前に簾を掛け、目線が更に水鉢や、コケの生えた庭にいくようにしています。

| 建築・設計について | 07:09 | comments(0) | -
設計はスケッチから 中庭を廻る玄関アプローチ(1)
外部から内部へ入るアプローチは、その建物の肝と捉えて設計するのが僕のスタンス。気持ちを切り替える内部と外部の曖昧な空間がいかに楽しく、面白くそして精神的に重要かが、沢山の建築を体感しながら感じたことです。
そのアプローチは敷地が大きかろうが小さかろうが、できる限り設計でとるようにしています。そこに中庭を組み込むと、さらに素晴らしい場が生まれます。
このスケッチはそんな中庭とアプローチを組み合わせた案のスケッチ。
中庭は、リビングから見るだけではなくて、玄関アプローチの庭としての役割を持たせます。門の扉を開けて、中に入ると空気が変わります。

| 建築・設計について | 08:44 | comments(0) | -
設計はイメージをスケッチすることから始める。鍾馗(しょうき)さんが載る玄関瓦庇
いつも新しいプロジェクトが始まる時、まずはイメージから始めます。
もちろんクライアントさんが要求することはほぼ100%満足できるプランにはしますが、そこになにを盛り込むか。敷地や機能の条件をどのように捉え、その解決法を見出していくかが、設計の醍醐味であります。理論だけではないとことが面白いところで、それを形におとしていく。形がまた数十年も残り、街に影響を与える。そんな事をいろいろ考えながら設計を進めるのですが、昨年できた建物は、和を感じる佇まい。クライアントさんの求めるところは、外とは別世界の内部で、自然を感じ静かに生活したいということでした。外部に閉じ、内部に開かれた家です。
で、外観。
道に面するのは、一面なので、その玄関部分を集中して考えました。
スケッチはこんな感じででした。
長い外壁に、玄関部分だけが瓦屋根を載せて、入り口であることを表す。そんなデザイン

完成したのは下の写真。
やはり現場で作っている途中で変更。最終的にはより良いものになりました。

屋根の上には鍾馗(しょうき)さんという京都の町屋では今も沢山みられる魔除け、厄除けの像が載ります。京都でクライアントさんが買われてきたものを載せました。
| 建築・設計について | 10:03 | comments(0) | -
文部科学省(旧文部省)の煉瓦建築
虎の門の交差点にある旧文部省の煉瓦(スクラッチタイル)ビル。
後ろに控えるのが、建替えでできた高層ビル。前の建物は、昭和7年の築
道路のカーブに沿って建ちます。
やはりこの時代のスクラッチタイルの建物は、歴史を感じて良いです。
道路に沿って横長の建物ですが、玄関ホール部分には垂直方向をデザインした外観が特徴です。



高層ビルとの接合部は、中庭


やっぱり古いものがあってこそ、新しいものが映えます。
簡単に壊したらいかん。
| 建築・設計について | 19:27 | comments(0) | -
霞が関ビル 37階の男を想い出す
霞が関ビルに用事で行きました。霞が関ビルといえば想い出すのは「37階の男」昭和43年にテレビで放映されていた37階のペントハウスに住む探偵の物語です。
主演は中丸忠雄。カッコよく乗り回す車はマツダコスモスポーツ。ということで超高層ビルがとてつもなくカッコよく感じた小学生時代でした。関西在住だったので、勿論見たことも無いビルでしたが、天高く伸びるエネルギーを感じ取っていたのかもしれません。






今は、耐震補強も終わり、内部も綺麗にリフォームされていて、とても便利で使い易いオフィス空間としてよみがえっています。
| 建築・設計について | 19:36 | comments(0) | -
河口湖の木工作家吉野崇裕氏の禅チェアーに座る
椅子というものは、その人の体系によって合う椅子、合わない椅子があります。名作と呼ばれる椅子でもその感覚はひとそれぞれ。仕事で座る椅子は、私の場合特に長時間なので、疲れない椅子でありしかも集中力が持続する椅子が必要なわけです。長年探していましたが、河口湖在住の木工作家である吉野崇裕さんに椅子を作ってもらうことにしました。この椅子は禅椅子。禅をしているような状態で座ることができます。吉野さんは長年禅をやられていて、その奥の深さを探求してこの禅椅子という形に辿り着いたそうです。
まず、私の体系に合わせて、寸法を決め、それから木を削りだして製作。ひとつひとつ手作りによる一品物なので、7カ月ぐらいかかりました。
栗の木の座


背もたれの部分が丁度腎臓を包むようにフィット。心地よくシャンとして座れます。


裏側。

そして吉野さんのサインも

この座り心地は、実際にためしてみないとわかりません。
20年ぐらいは一緒に暮らす椅子になりそうです。
| 建築・設計について | 09:20 | comments(0) | -
新宿南口バスターミナルバスタ 鉄道上に建ったオフィスとバスターミナルのビル
こういう建物を見ると何度も思いますが、日本の施工技術と管理技術は素晴らしい。日本でもトップの利用客を誇る新宿駅の上にこんな建物を造るんですからね。人や電車が絶え間なく動くその上で建設の仕事をする。今、渋谷駅でも再開発が真っ最中ですが、建設会社に関わる人の苦労は相当なものだと思います。
下は絶え間なく走る鉄道


空中に持ち上げられたバスターミナル。
バスターミナルとしてまとめられたので、利用者にとっては至極便利に

そして低層階には多くの緑が植えられています。

緑に囲まれたレストランも

7階には簡単な菜園も登場

多くのビルに囲まれたところに、緑のオアシスを作るというコンセプト

駅の改札前も広い広場がとられていて、東口、西口のごったがえした駅の顔とはまた違う顔を見せてくれます。

| 建築・設計について | 08:09 | comments(0) | -
白洲次郎が最初に載ったクラッシックカーペイジ
白洲次郎という人は、本当に車好きだったそうです。晩年80際までポルシェ911を軽快に乗り回し、そのスタイルは英国仕込みでダンディー。その白洲次郎の最初の車が武相荘に展示されています。

その車を見ながらカフェでお茶を一杯

そのオープンカフェです。

玄関の門が正面で、その左がカフェ

こちらは、ショップとラウンジ

いつまでも残してほしい建物と景観でした。
| 建築・設計について | 12:34 | comments(0) | -
武相荘 冬の夕陽を浴びてきらめく石の斜路
白洲次郎の家武相荘。残された景観は、ひと昔ならどこにでもあった景色ですが、もう本当に東京近郊では見れなくなりました。懐かしいのは仕方ありませんが、時間が少しゆっくりと流れるようなそんな感じがしました。なかなか夕日も見る余裕がないのですが、こうして夕日に照らされている石の斜路なんかを見てますと、自然を感じるスペースの大切さを改めて認識させられます。家にいても、ちょっとした時間の経過を感じられるスペースがやはりこれから増々大切になると思いました。
母屋の前の千鳥模様の石畳み。

夕日に照らされる石の斜路。
この散策路もちゃんと残されていて、武蔵野の感じが味わえます。



石の階段も光が当たるとこんなにきれい

| 建築・設計について | 11:54 | comments(0) | -
白洲次郎自邸 武相荘 屋根が生きている 茅葺屋根
白洲次郎・正子が住んだ住宅武相荘。その主屋は、ミュージアムとして当時の姿をそのままに活かされています。
まずは、外観。その屋根は茅葺屋根。ほんの50年ぐらい前までは、田舎にはどこにでもあった茅葺屋根ですが、今ではもちろんほとんど見られません。まず、茅を葺く人がほとんどいません。この武相荘も改修時で屋根を葺き替えされていますが、その際は、京都から茅葺伝統を強く守りたいという中野誠氏によってなされました。その様子は、武相荘hp http://buaiso.com/kayabuki/で見ることができます。
廻りの自然に溶け込んでいく屋根。屋根に苔が生え、生きている屋根とでも言うのでしょうか。そこには、日本人の知恵と職人技と造形美を見ることができました。




屋根裏は、蚕を飼う棚として昔は使われましたが、白洲次郎邸では子供部屋として利用されました。
1階の庭に面する大開口


ガラス戸を開けると、前の庭とひとつになります。
こちらは玄関側

玄関部分。大きなガラス引き違い戸が良いですね。玄関前には大きな壺があり、花が植えてあります。
ガラガラと入りますと田の字型プラン。手前にリビングそして奥が和室、さらに書斎があります。

| 建築・設計について | 08:10 | comments(0) | -
白洲次郎の住宅武相荘 大きなガラス引き戸のる玄関
白洲次郎・正子が住んだ武相荘。そのダイニングとキッチン部分を含めたところが、今はレストランになっています。茅葺屋根の母屋と倉庫を繋いだ部分は、パーゴラがあるテラスが併設。内部から見ると、パーゴラの向こうに庭があり、視界が拡がる配置になっています。

こちらがレストラン部分の正面ファサード。漆喰の白と木のダークブラウンの対比が綺麗


入口の扉は大きな引き違い戸。格子の中にガラスを組み込んだものです。
やっぱり趣があるんです。

1階の床は地面よりも上がっているので、玄関前には数段の石が並んでいます。
こういうやり方も自然で良いですよな。

主屋と蔵(レストラン)を繋いだ部分にあるパーゴラを持つテラス。

実にシンプルなんですが、どこもかしこも住てのセンスが光ります。
| 建築・設計について | 08:08 | comments(0) | -
白洲次郎と正子が暮らした武相荘 奥行を感じるエントランスアプローチと建物配置
東京町田市の鶴川に、白洲次郎と正子が暮らした家武相荘があります。この土地が武蔵と相模の間にあること、そして白洲次郎独特一捻りの発想から不愛想をかけた名前になっています。駐車場からいきなり京都のお寺のような林を抜けるアプローチ。階段を昇ると、その先に門が構え、その先に家が見えます。奥へ奥へと抜けていく視線。その先にある趣のある建物群。このアプローチを歩くことだけで、気持ちが高まります。
図面のように、階段を上ると、カフェやチケット売り場もありますが、そこは後にしてまずは、立派な門をくぐります。

床の石のアプローチも趣と、奥行感、動きを感じます。


門をくぐり、一番奥に見えるのが茅葺屋根のある母屋。今はミュージアムとなっていますが、リビング・囲炉裏のある和室・書斎・2階の子供部屋の構成です。手前は今はレストランですが以前は食堂とキッチンだったそうです。いずれも当時ではごく当たり前にあった民家ですが、それを上手く、おしゃれに使い込んで、楽しく暮らしていたようです。

門を入ってすぐ右を見ますと、2つの建物があり、左はレストランで、右がバー。
階段をあがって中にはいりますと、カウンターバーがあり、大人の男の世界が拡がっています。

門の照明器具も素敵
| 建築・設計について | 07:33 | comments(0) | -
証券の街兜町にあるフィリップ証券 古典様式の建築
山二証券の隣にあるフィリップ証券(旧成瀬省一商店)のビルです。設計は山二証券と同じ西村好時。石貼りの重厚なオーダーの列柱が4本並び、その柱の間に開口部がはめ込まれています。古典様式と表現主義の鉄筋コンクリート造3階建ての建築で竣工は昭和10年。



隣が山二証券のビル。
ピッタリ寄り添うように建っていますが、同じ設計者とは思えないデザインです。

玄関回りも良いでしょう。
| 建築・設計について | 06:57 | comments(0) | -
日本橋山二証券ビル スパニッシュ風の西洋建築
日本橋には証券会社が沢山ありますが、この山二証券もそのひとつ。大きな東京証券取引所の建物のすぐ後ろにあります。外観は、1階が石貼りで、その上の壁は煉瓦タイル。さらにスペイン瓦がのる洋風邸宅のような形です。開口部の装飾デザインも優れていて、小柄ながらしっかり存在感を出しています。
道路の角地にあるので、外観の3面が見え、どこも手を抜いていない全てが表の建物。



開口部廻りの装飾デザインも美しい。
建物の角の部分には細い柱のような装飾が付きますが、この細かな細工のされた付け柱があることで、単純な四角い角に優雅さを与えています。


玄関廻りのアーチデザイン。細かな職人技が光ります。

昭和11年竣工ですから戦災にも耐えた貴重な建築の一つ。設計は当時多くの証券ビルを設計した西村好時。
| 建築・設計について | 07:25 | comments(0) | -
日本橋日証館 日本橋川が見える階段と石と装飾天井の美しいエントランスホール
日証館に入ってみます。
玄関ホールは、壁や階段を活かし、天井に間接照明を採り入れたリニューアルで、入った瞬間に威厳と拡がり、明るさを感じる美しいホールになっています。正面には階段があり、踊り場に設けられた開口部から外の光が感じられます。窓も向こうは日本橋側。


天井の装飾、ペンダント照明、梁を支える装飾など、手の込んだ装飾が際立ちます。

こちらは、エレヴェーターホール

階段の手すりは重厚な石のデザイン


窓からは日本橋川が見えるので、階を移動するときに、少し気分が変わります。

こちらは、基準階のエレヴェーターホール

日証館は、構造が鉄骨の入った鉄骨鉄筋コンクリート造のため、もともと耐震性も高く、しかも耐震補強もされています。
これからも、残っていってほしい歴史を伝える建築です。
| 建築・設計について | 09:54 | comments(0) | -
丹精な美しい白いファサード日証館
日本橋兜町は、証券取引所があることから多くの証券会社のビルが立ち並んでいます。この日証館もその一つ。道を挟んで反対側は、日本証券取引所のビル。
この白い端正な建物の設計は、横川工務所で昭和3年の建造。しっかりメンテされていて今でも古さを感じない、綺麗なオフィスです。
1階部分は、石が貼られ、アーチの開口部が連続します。
2,3階は、2つの窓がプロポーション良く並ぶ四角い窓。そしてその上の2層がまたアーチの開口。このアーチのデザインも綺麗です。その上は再び四角い大きな窓となっています。


アーチの1階窓は、外からも入れる開口部の構造でした。

真ん中が玄関の開口部


道がカーブしていて、その曲がる部分に建ちます。左は、東京証券取引所のビル

正面のファサード
| 建築・設計について | 00:22 | comments(0) | -
水の都東京の歴史がわかる三菱倉庫江戸橋歴史展示ギャラリー
三菱倉庫の日本橋ダイヤビルの1階には、水運の都江戸と、この三菱倉庫の建物の変遷と歴史がわかる江戸橋歴史展示ギャラリーがあります。江戸橋の岬にあった荷捌き場から蔵に変わり、昭和5年に今の低層部江戸橋倉庫ビルが建てられ、そして平成26年に今の高層ビルが増築されるまでの歴史が模型や写真でわかりやすく展示されています。
まずこの局面の重工な玄関から入れるのがうれしい。

1階のホール

模型や写真が並びます

江戸橋沿いの運河から船に積んだ荷物を上げ下ろしするクレーンが運河側の最大の外観上の特徴でした。



そして現代は、そのクレーンの機能はなくなり、新しいビルの一部としてデザインを踏襲して造り替えされています。
この運河側の立面もなかなか良い感じです。高層棟もそのデザインを上手く連続させています。

こちらは保存された低層部も楽しいアーチ型の扉


保存という形の建築の中では、本当に良く考えられた建物だと改めて感じました。
| 建築・設計について | 07:52 | comments(0) | -
日本橋ダイヤビル 江戸橋倉庫ビルを生かして増築された好例
近代建築がどんどん壊されていく中で、この三菱倉庫の日本橋ダイヤビルは、かなり頑張っています。古い建物の一部を残してその後ろに新しい高層ビルを建て津手法は沢山ありますが、うわべは残っていても、中は殆ど保存されていないのがほとんど。この日本橋ダイヤビルでは、昭和5年に建てられた江戸橋倉庫ビルの7割を残し、その中に高層ビルを建てています。従って外周は殆どそのまま。保存を言うのは簡単ですが、そこには現代の最先端建設技術がなければできない事も事実です。特に構造解析による新旧建物の接合、耐震性は極めて難しい。実際間近に見ますと、高層部は視界に入らないので圧迫感も無く、古いものと新しいものが本当に上手く納められています。
これは全体像。保存された低層部では、船の艦橋のような塔屋が特徴
この塔屋部分は再建されました。

下部の保存部分の江戸橋倉庫ビルは、船着き倉庫として利用されていて外観も豪華客船のイメージ。直線の無い曲面を多く用いた柔らかい感じですが、そのデザインモチーフを高層棟でも用いています。

道路角部分の曲面部分は特に美しい。
大きな壁面にはなたれた開口部も実によくデザインされた楽しいものです。


低層部は、緑褐色の重厚な石積み





上階の半円形バルコニーもアクセントになります。
| 建築・設計について | 09:03 | comments(0) | -
野村證券本社・日本橋野村ビル バークブラウンのタイルが続く、長いファサード
東京日本橋の橋のすぐ脇に建つ、近代建築の旧日本橋野村ビル。1階の基壇廻りは石で、2階から上は、ダークブラウンのタペストリータイル。そしてその上には白いセメントによる優しい造形がのっかります。特徴的なのは、やはりこの最上部の意匠。コーナーに格子そして、瓦が廻るパラペット。どこか豪華客船をイメージさせます。設計は、一番手前のところが安井武雄。そのあと増築された後ろに続く部分は佐野正一。


側面は、長いファサードが続きます。これだけ同じ材料で長いファサードを持つ建築は珍しい。





この野村ビルを含めた一体は、再開発の予定になっていて、正面部分は残されるそうです。でもこの長いファサードは無くなるのでしょうね。
近代建築がどんどん無くなって、ペラペラガラス建築に変わるのは、経済第一主義の日本にあってはあきらめざるをえませんが、なんとも文化的にはお粗末ですね。
| 建築・設計について | 15:09 | comments(0) | -
浅草雷門の前に建つ浅草文化観光センター 折り重なる屋根と木ルーバーの建築
浅草の雷門の前にある浅草文化観光センターです。海外からの観光客の為のインフォンセンターで、1階に受付、2階は、タブレットやパソコンも扱えるカウンターのある情報センター、上階は事務所や貸展示室、最上階には展望テラスがあります。この建物の特徴は何と言いましても家を重ねたような外観、庇が階毎に形を変え、家型を重箱のように積んだように見えます。木のルーバーが何となく日本らしさをイメージさせた建築。設計は隈研吾氏。以前夜に前を通りましたが、中も入ってみました。

ガラスと庇の外観デザインは、印象に残ります。



内部は、木のルーバーを用いたデザイン

縦のルーバーからは外の喧騒を見ることができます。
建物よりも、人の多さと賑わいに感動

1階と2階の吹抜け部分。中2階はカウンターが備えられ、いろいろな情報を得るスペースに


屋上テラスからの景色もまた楽しい。
下の道にいる人のスケールも解るし、丁度良い高さです。

| 建築・設計について | 07:58 | comments(0) | -
浅草雷門、仲見世の賑わい
正月の浅草浅草寺はとても賑わっていて楽しい。
雷門から仲見世に入るのに、長蛇の列でした。
浅草文化観光センターの最上階からは、この雷門と仲見世、浅草寺が良く見えます。

雷門前の交差点の賑わい

真っ直ぐ伸びる仲見世


浅草は、浅草寺だけではありません。
多くのお店が周辺にあり、あたりを歩くだけでも面白い。
まだまだ昭和の匂いが残る浅草。良いですねー。
これは花やしき玄関




新しいものと古いものが混在するところに面白さがあるんです。
| 建築・設計について | 10:22 | comments(0) | -
浅草鷲鳥神社(おおとりじんじゃ)のなでおかめをなでに行きました。
元旦は近所の八幡様に初詣をし、そこから初日の出を拝みました。今日は浅草にある酉の市で有名な鷲神社に行ってきました。予想以上に多くの人でにぎわっていて、参拝するのに1時間ちょっと並びました。でも天候も良く、風もない穏やかな日で良かった。

商売繁盛!




赤い鳥居の次に石の鳥居、そしてしめ縄のアーチをくぐり本殿です。


社務所正面におられた「なでおかめ」は参拝者多数の為、写真では撮れませんでしたが、健康を祈ってほっぺをさすってきました。
| 建築・設計について | 19:15 | comments(0) | -
2017年明けましておめでとうございます。
2017年平成29年明けましておめでとうございます。
元旦の今日、東京は雲一つない晴天で、美しい初日の出を拝むことができました。きっと今年も良い事が沢山起こるでしょう。楽しみにしたいと思います。
ブログは毎日できる限り書くことにしていますが、ホームページの中身もそろそろバックアップして、新しい建物を随時載せてまいりますので、そちらの方もお読みいただけると幸いです。建築は本当に奥が深いので、飽きることがありませんし、また勉強し続けないと満足のいく建物にはなりません。今年も今の自分のベストを出し切れるように、毎日を大切にしながら、建築に取り組んでいこうと思います。





| 建築・設計について | 12:34 | comments(0) | -
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